住友ゴムが買われる、１０年１２月期業績予想の上方修正を好感

　住友ゴム工業が高い。午前９時４３分現在、株価は前日比３８円高の８５５円を付けている。

　７日引け後、１０年１２月期の業績予想を見直した。１０年６月中間期予想の売上高を２６６０億円から２７５０億円（前年同期比１９．７％増）、営業利益を７０億円から１３０億円（前年同期は６億２０００万円の赤字）に上方修正した。一方で通期の売上高予想は５８００億円を５９５０億円（前期比１３．４％増）に見直したものの、営業利益は従来予想の２７０億円（前期比６．０％減）で据え置いた。

　天然ゴムなど原材料価格の高騰などにより下期の損益悪化が見込まれるため、というのが理由だが、通期業績の修正の可能性が高まったとの見方から買いを集めている。純利益も同様の理由により、中間期予想を２０億円から７０億円（前年同期は６８億９２００万円の赤字）に上方修正しながらも、通期予想は１００億円（前期比１０．０％増）のまま据え置いている。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社