フマキラ、前期経常を43％上方修正

　フマキラー <4998> [東証２] が5月13日大引け後(18:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の14.1億円→20.2億円(前の期は13.3億円)に43.4％上方修正し、増益率が5.9％増→51.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9.8億円→15.9億円(前年同期は12.1億円)に62.3％増額し、一転して31.0％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　２．修正の理由（連結業績）連結業績につきましては、主に個別業績予想の修正等により、売上、利益とも前回発表予想を上回る見込みです。（個別業績）個別業績につきましては、売上高は主力の殺虫剤が暖冬により店頭で早期に導入されたことや、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響により、家庭用品の除菌剤関連商品の出荷が増加したこと等により、前回発表予想を上回る見込みです。利益面につきましては、売上の増加による粗利の増加、経費削減に努めたこと等により、経常利益、当期純利益は前回発表予想数値を上回る見込みです。３．新型コロナウイルス感染拡大による2020年３月期業績への影響について国内におきましては、個別業績の修正理由に記載のとおり除菌剤関連商品の出荷が増加いたしました。海外の子会社につきましては、12月31日を決算日とする財務諸表を使用していますので、業績への影響はありません。４．2020年３月期の配当予想について2020年３月期の配当予想につきましては、2019年12月９日に発表いたしましたとおり、年間１株あたり20円を予定しております。なお、本件は2020年６月開催予定の第71期定時株主総会に付議する予定であります。※　上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の経済・事業環境の変動等の事業リスクや不確定要因により、予想数字と異なる場合があります。