955円
新田ゼラチンのニュース
<注目銘柄>=新田ゼラチン、インバウンド需要の恩恵も割安感
新田ゼラチン<4977.T>は中長期的な成長期待が高いうえ、インバウンド需要の恩恵を受ける企業であるにもかかわらず、バリュエーション面で割安感があり、800円を下回る足もとの株価水準は投資妙味を感じさせる。
同社は食用ゼラチンやコラーゲンペプチドなどの製造・販売を手掛ける。今期の売上高は前期比22.7%増の390億円、最終利益は同92.7%増の14億円と大幅な増収増益を計画する。原材料高が利益の圧迫要因として横たわるものの、国内ではグミキャンディー向けが好調だったほか、コロナ禍後の経済活動の正常化に伴って、外食産業の業務用スープ・調味料などへの販売が増加している。更に、美容コラーゲンペプチドやカプセル用ゼラチンは、インバウンド需要の回復が追い風となっているようだ。
24年3月期までの中期経営計画の期間中は、将来の成長に向け事業基盤を強化する戦略。バイオメディカル領域にも経営資源の集中を進めており、将来的な利益貢献が期待されている。
半面、PER(株価収益率)は10倍前後と割安感は強い。加えて、PBR(株価純資産倍率)は0.74倍と低水準であり、株主還元に向けた新たな取り組みにも注目が集まっている。株価は22年1月につけた昨年来安値(583円)から、同年11月の昨年来高値(1115円)の上昇幅に対し、3分の2下押しした水準(約760円)で下げ渋っており、押し目買いの好機が続いているといえそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
同社は食用ゼラチンやコラーゲンペプチドなどの製造・販売を手掛ける。今期の売上高は前期比22.7%増の390億円、最終利益は同92.7%増の14億円と大幅な増収増益を計画する。原材料高が利益の圧迫要因として横たわるものの、国内ではグミキャンディー向けが好調だったほか、コロナ禍後の経済活動の正常化に伴って、外食産業の業務用スープ・調味料などへの販売が増加している。更に、美容コラーゲンペプチドやカプセル用ゼラチンは、インバウンド需要の回復が追い風となっているようだ。
24年3月期までの中期経営計画の期間中は、将来の成長に向け事業基盤を強化する戦略。バイオメディカル領域にも経営資源の集中を進めており、将来的な利益貢献が期待されている。
半面、PER(株価収益率)は10倍前後と割安感は強い。加えて、PBR(株価純資産倍率)は0.74倍と低水準であり、株主還元に向けた新たな取り組みにも注目が集まっている。株価は22年1月につけた昨年来安値(583円)から、同年11月の昨年来高値(1115円)の上昇幅に対し、3分の2下押しした水準(約760円)で下げ渋っており、押し目買いの好機が続いているといえそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
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