＜後場の注目銘柄＞＝荒川化、１０期ぶり最高業績へ

　荒川化学工業<4968.T>は予想を上回るピッチで業績が拡大している。主力の製紙薬品は中国、化成品は欧州で拡販が進み、機能性ファインケミカルの貢献で収益力が向上。今１５年３月期は売上高８１０億円（前期比８．０％増）、営業利益３１億円（同３２．８％増）、最終利益１９億円（同２７．７％増）と１０期ぶり最高業績更新を見込む。しかも、第３四半期で営業利益は２５億８３００万円（前年同期比３９．２％増）と通期計画に対する進捗率は８３％強に達し、最終利益は２０億１２００万円（同５６．０％増）と超過達成。通期は上振れが濃厚だ。

　ＰＥＲは１４倍台と割安感が働き、高値期日を通過して需給整理も行き届いている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）