長谷川香料、今期経常を1％下方修正

　長谷川香料 <4958> [東証Ｐ] が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年9月期第2四半期累計(21年10月-22年3月)の連結経常利益は前年同期比29.1％増の42.6億円に伸びた。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の80.9億円→80億円(前期は74.6億円)に1.1％下方修正し、増益率が8.4％増→7.2％増に縮小する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の72.9億円→73億円(前期は67.6億円)に0.1％上方修正し、増益率が7.8％増→7.9％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比10.3％減の37.3億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比12.2％増の25億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の14.0％→14.8％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、2022年９月期第２四半期の業績を踏まえ、通期業績予想を上方修正いたしました。　利益につきましては、売上高の通期業績予想は上方修正したものの、原料費の高騰、ユーティリティ費の増加等により売上原価が想定よりも増加し、売上総利益率が悪化する見込みであることから、営業利益の通期業績予想を下方修正いたしました。経常利益及び当期純利益につきましては、１．連結子会社からの配当金に記載のとおり、中国子会社及びタイ子会社からの受取配当金約2,630百万円を営業外収益に計上することに伴い、通期業績予想を上方修正いたしました。