長谷川香料、今期経常を一転9％減益に下方修正

　長谷川香料 <4958> が5月11日大引け後(15:00)に決算を発表。18年9月期第2四半期累計(17年10月-18年3月)の連結経常利益は前年同期比31.3％減の23.1億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の62.1億円→55.3億円(前期は61億円)に11.0％下方修正し、一転して9.4％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益は前年同期比17.6％増の32.2億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比27.8％減の12.3億円に減り、売上営業利益率は前年同期の14.1％→9.6％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（個別）　平成30年９月期第２四半期累計期間は、飲料向けの売上減、並びに顧客業界でのコストダウンの影響等により売上高が前年同期に比べ減少いたしました。また、売上高の減少に伴い、営業利益、経常利益、四半期純利益も前年同期に比べ減少いたしました。　下期におきましては、香料需要の大きい飲料の最需要期である夏場を迎えること、また、飲料向けやフレグランス部門での新規採用等、売上高に寄与する要因が見込まれるものの、引き続き厳しい経営環境が継続すると予想されることから、第２四半期累計期間の業績を鑑み、通期業績予想を下方修正いたしました。（連結）　通期個別業績予想の修正に伴い、通期連結業績予想も下方修正いたしました。（注）上記業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により異なる結果となる可能性があります。