シーズＨＤがカイ気配スタート、米Ｊ＆ＪによるＴＯＢ価格５９００円へサヤ寄せ

　シーズ・ホールディングス<4924.T>がカイ気配スタートとなっている。米医薬品・消費財大手ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）が２３日の取引終了後、同社に対するＴＯＢを実施すると発表しており、ＴＯＢ価格５９００円にサヤ寄せする格好となっている。

　Ｊ＆Ｊは現在シーズＨＤ株式１００株を所有しているほか、間接的に議決権の１００％を有するシラグ・ホールディングの１００％子会社シラグ・インターナショナルがシーズＨＤ株式の１９．９０％を所有している。今回のＴＯＢは、Ｊ＆Ｊグループのアジア太平洋地域におけるプレゼンスを高める一方、シーズＨＤの海外販売強化や商品ラインアップの拡充などを図るのが狙い。買付予定数は２５３５万５７０４株（下限９１４万４１００株、上限設定なし）で、買付期間は１０月２９日から来年１月１０日まで。ＴＯＢ成立後、シーズＨＤは所定の手続きを経て上場廃止となる予定だ。

　なお、これを受けて東京証券取引所は、シーズＨＤ株式を１０月２３日付で監理銘柄（確認中）に指定している。

出所：minkabuPRESS