キャリアＢ、前期最終を一転赤字に下方修正

　キャリアバンク <4834> [札証] が6月18日昼(11:30)に業績修正を発表。18年5月期の連結最終損益を従来予想の2900万円の黒字→2400万円の赤字(前の期は2800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結最終利益も従来予想の9200万円→3900万円(前年同期は3000万円)に57.6％減額し、増益率が3.1倍→30.0％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績及び通期個別業績の売上高につきましては、人材派遣関連事業（関東）において既存の大口クライアントの稼動数が一部減少したため、またペイロール事業において一部の大型顧客の失注等があったことにより減少いたしました。通期連結業績及び通期個別業績の営業利益及び経常利益につきましては、売上高減少の影響に加え、人材派遣関連事業（関東）において労務費原価及び外注費コストの増加、人材紹介事業において医療系人材確保のコストの増加、その他事業において日本語学校運営事業における積極的営業活動により当初予想よりコストが増加し減少いたしました。通期連結業績及び通期個別業績の親会社株主に帰属する当期純利益、当期純利益及び１株当たり当期純利益につきましては、上記売上高、営業利益及び経常利益の減少要因に加え、当社保有の投資有価証券の一部売却に伴う特別利益の計上、当社における自社利用の基幹システムの開発中止に伴う減損損失の計上により当初予想を下回る見通しとなりました。※業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、予想につきましては様々な不確定要素が内在しておりますので、実際の業績は予想数値と異なる場合があります。