ストリームＭ、今期経常を赤字拡大に下方修正

　ストリームメディアコーポレーション <4772> [ＪＱＧ] が11月10日大引け後(16:45)に決算を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は4.5億円の赤字(前年同期は5.4億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の3億円の赤字→4.2億円の赤字(前期は12億円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の800万円の黒字→1.1億円の赤字(前年同期は11.1億円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常損益は1.3億円の赤字(前年同期は4.4億円の赤字)に赤字幅が縮小し、売上営業損益率は前年同期の-44.3％→-11.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年12月期通期の連結及び個別業績予想につきましては、世界的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置といった人流抑制策が複数回発令されたことによる移動需要及び個人消費の低迷、水際対策の強化に伴う海外からの入国制限により、下期に予定していたコンサート並びにイベント開催の目途が立たず大幅な収入及び利益の減少を見込まざるを得ない状況であることから、2021年２月15日に公表いたしました通期の連結・個別業績予想をそれぞれ下方修正いたします。※上記の業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその達成を約束するものではありません。　実際の業績は、金利の変動、株価の変動、為替相場の変動、保有資産の価格変動、経済・金融環境の変動、競争条件の変化、大規模災害等の発生、法規制の変更等様々な要因により大きく異なる可能性があります。