東計電算、今期経常を2％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も25円増額

　東計電算 <4746> が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比26.9％増の31.5億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の40.5億円→41.2億円(前期は32.7億円)に1.7％上方修正し、増益率が23.8％増→25.9％増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の21.8億円→22.5億円(前年同期は18億円)に3.2％増額し、増益率が21.6％増→25.4％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の125円→150円(前期は125円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比27.6％増の12.8億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の22.2％→25.6％に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　令和３年12月期通期の連結業績につきましては、売上面につきまして、今後の見込みを見直しした結果、４億25百万円下方修正いたしました。利益面につきまして、ソフトウェア開発における不採算案件を再度評価した結果、営業利益を64百万円、経常利益を69百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を83百万円それぞれ上方修正いたしました。　令和３年12月期の個別業績につきましては、上記要因により、売上高を４億25百万円下方修正いたしました。利益面につきまして、経常利益を69百万円、当期純利益を83百万円それぞれ上方修正いたしました。（注）本資料に記載されている業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報及び将来の経済環境予想等の前提に基づいて作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　　当社は株主に対する利益還元を経営の重要な課題の一つとして認識しております。安定的な経営基盤の確保と株主資本利益率の向上に努めるとともに、配当につきましては、安定した配当の継続を業績に応じて行うことを基本方針としております。　令和３年12月期の期末配当予想につきましては、現状の損益計画の進捗状況を考慮した結果、期末における配当予想を25円増額した１株あたり150円とさせていただくことといたしました。