決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … イオン、ローツェ、パルＨＤ (10月11日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証プライムの銘柄である。株価が決算発表前日の10月10日から11日の決算発表を経て12日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＦＰパートナ <7388>
　23年11月期第3四半期累計(22年12月-23年8月)の経常利益(非連結)は前年同期比43.4％増の46.8億円に拡大し、通期計画の55.5億円に対する進捗率は84.4％となり、前年同期の85.8％とほぼ同水準だった。

★No.3　サイゼリヤ <7581>
　23年8月期の連結経常利益は前の期比26.2％減の79.4億円になったが、従来予想の61億円を上回って着地。

★No.4　吉野家ＨＤ <9861>
　24年2月期の連結経常利益を従来予想の47億円→71億円(前期は87.4億円)に51.1％上方修正し、減益率が46.2％減→18.8％減に縮小する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<7388> ＦＰパートナ 　東Ｐ 　 +15.72 　 10/11　　　3Q　　　 43.39
<6323> ローツェ 　　　東Ｐ 　 +15.16 　 10/11　　上期　　　-17.89
<7581> サイゼリヤ 　　東Ｐ 　 +12.06 　 10/11　本決算　　　 61.03
<9861> 吉野家ＨＤ 　　東Ｐ　　 +8.55 　 10/11　　上期　　　 -8.68
<6289> 技研製 　　　　東Ｐ　　 +6.06 　 10/11　本決算　　　 11.11

<7516> コーナン 　　　東Ｐ　　 +2.31 　 10/11　　上期　　　 16.90
<4745> 東京個別 　　　東Ｐ　　 +2.05 　 10/11　　上期　　　　赤転
<8267> イオン 　　　　東Ｐ　　 +1.18 　 10/11　　上期　　　 17.40
<9946> ミニストップ 　東Ｐ　　 +0.96 　 10/11　　上期　　　 62.53
<3048> ビックカメラ 　東Ｐ　　 +0.89 　 10/11　本決算　　　　9.86

<8278> フジ 　　　　　東Ｐ　　 +0.67 　 10/11　　上期　　　 15.30
<2726> パルＨＤ 　　　東Ｐ　　 +0.05 　 10/11　　上期　　　 34.68

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした12日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース