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SBテクノロジーのニュース
■要約
SBテクノロジー<4726>は、ソフトバンク<9434>グループのICT事業中核会社である。「情報革命で人々を幸せに ~技術の力で、未来をつくる~」を理念として掲げ、国内企業と官公庁向けにクラウド・セキュリティの環境構築・システム開発及び運用サービスを中心に事業を展開している。
1. 2023年3月期第1四半期の連結業績の概況
2023年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が15,560百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益1,085百万円(同19.0%増)、経常利益1,070百万円(同21.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益646百万円(同25.1%増)だった。売上高・営業利益など、全指標で第1四半期の過去最高を達成した。公共とエンタープライズ向け案件が増加し、増収をけん引したほか、エンタープライズや通信で利益率が改善した。前期発生した大型不採算案件やインシデントは引当内での収束を見込んでいる。
2. 2023年3月期連結業績予想
2023年3月期は、売上高70,000百万円(前期比5.8%増)、営業利益5,400百万円(同4.8%増)、経常利益5,380百万円(同4.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,400百万円(同6.4%減)を計画している。NortonLifeLockとの契約変更や「構造改革」の内容精査、3月に発生したインシデント対応などの影響が不明瞭だったため、2022年3月期通期の決算発表時点で2023年3月期計画については未定としていたが、2023年3月期第1四半期の連結業績の発表に合わせて、2022年7月27日に公表した。
親会社株主に帰属する当期純利益の減益については、前第4四半期に投資有価証券売却益があった影響であり、それを除くと実質増益となる。また、個人セグメントにおいてNortonLifeLockとの契約変更はあるものの、これによる減益を300~400百万円として織り込んだうえで、営業利益5,400百万円と予想している。
3. 第4次中期経営計画
第4次中期経営計画の経営指標は2025年3月期の営業利益を80億円とした。営業利益率は現在の7%台から、9%台まで引き上げる計画である。そのうえで、カギとなるクラウド・セキュリティ&サービスの売上高目標を500億円超としている。
重点テーマとして、「押し上げる力」「引き上げる力」「推進させる力」を掲げている。「押し上げる力」では、今後顧客のDXを推進するにあたって、まずクラウド・セキュリティの運用・サービスを中心としたインフラ支援を行っていく。「引き上げる力」では、今後セキュアなインフラ上で顧客自身によるデータを活用したDXの自走化が必要になってくるとしてこれを推進する。「推進させる力」では、顧客のDXを実現し継続していくための人財をコンサルティング及びIT教育で支援する。
■Key Points
・2023年3月期第1四半期は増収増益、売上高及び各利益は過去最高を更新
・業績と外部環境・他社との比較がわかりやすくなるように開示方針を変更
・農林水産省向け案件や次期自治体向け獲得で、第1四半期として過去最高の受注高・受注残高
・セキュリティ対策や監視運用、製造業向けシステム開発が堅調
・クラウド・セキュリティ&サービス売上高500億円超を目指す
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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SBテクノロジー<4726>は、ソフトバンク<9434>グループのICT事業中核会社である。「情報革命で人々を幸せに ~技術の力で、未来をつくる~」を理念として掲げ、国内企業と官公庁向けにクラウド・セキュリティの環境構築・システム開発及び運用サービスを中心に事業を展開している。
1. 2023年3月期第1四半期の連結業績の概況
2023年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が15,560百万円(前年同期比3.8%増)、営業利益1,085百万円(同19.0%増)、経常利益1,070百万円(同21.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益646百万円(同25.1%増)だった。売上高・営業利益など、全指標で第1四半期の過去最高を達成した。公共とエンタープライズ向け案件が増加し、増収をけん引したほか、エンタープライズや通信で利益率が改善した。前期発生した大型不採算案件やインシデントは引当内での収束を見込んでいる。
2. 2023年3月期連結業績予想
2023年3月期は、売上高70,000百万円(前期比5.8%増)、営業利益5,400百万円(同4.8%増)、経常利益5,380百万円(同4.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3,400百万円(同6.4%減)を計画している。NortonLifeLockとの契約変更や「構造改革」の内容精査、3月に発生したインシデント対応などの影響が不明瞭だったため、2022年3月期通期の決算発表時点で2023年3月期計画については未定としていたが、2023年3月期第1四半期の連結業績の発表に合わせて、2022年7月27日に公表した。
親会社株主に帰属する当期純利益の減益については、前第4四半期に投資有価証券売却益があった影響であり、それを除くと実質増益となる。また、個人セグメントにおいてNortonLifeLockとの契約変更はあるものの、これによる減益を300~400百万円として織り込んだうえで、営業利益5,400百万円と予想している。
3. 第4次中期経営計画
第4次中期経営計画の経営指標は2025年3月期の営業利益を80億円とした。営業利益率は現在の7%台から、9%台まで引き上げる計画である。そのうえで、カギとなるクラウド・セキュリティ&サービスの売上高目標を500億円超としている。
重点テーマとして、「押し上げる力」「引き上げる力」「推進させる力」を掲げている。「押し上げる力」では、今後顧客のDXを推進するにあたって、まずクラウド・セキュリティの運用・サービスを中心としたインフラ支援を行っていく。「引き上げる力」では、今後セキュアなインフラ上で顧客自身によるデータを活用したDXの自走化が必要になってくるとしてこれを推進する。「推進させる力」では、顧客のDXを実現し継続していくための人財をコンサルティング及びIT教育で支援する。
■Key Points
・2023年3月期第1四半期は増収増益、売上高及び各利益は過去最高を更新
・業績と外部環境・他社との比較がわかりやすくなるように開示方針を変更
・農林水産省向け案件や次期自治体向け獲得で、第1四半期として過去最高の受注高・受注残高
・セキュリティ対策や監視運用、製造業向けシステム開発が堅調
・クラウド・セキュリティ&サービス売上高500億円超を目指す
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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