りらいあ、今期経常を22％上方修正

　りらいあコミュニケーションズ <4708> が3月27日後場(13:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の89億円→109億円(前期は55.9億円)に22.5％上方修正し、増益率が59.1％増→94.8％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の47.3億円→67.3億円(前年同期は32.7億円)に42.2％増額し、増益率が44.5％増→2.1倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループは「事業戦略2020」に掲げる2021年３月期ののれん償却前営業利益率８％の達成に向け、「４つのイノベーションによる収益構造の変革」「ポートフォリオ見直しも含めた採算管理の徹底」「採用・育成強化、離職率抑制による生産性の向上」に取り組んでおります。国内連結会社においては、新規受注時の採算性確認プロセスの強化、既存業務の採算管理の徹底などの取り組みにさらに進展がみられ、大型スポット業務についても前回修正予想時の採算想定を上回って推移しております。これらの要因及び直近の業績動向を踏まえ上記のとおり業績予想を修正いたします。新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、国内連結会社において、一部業務の縮小やスタッフの欠勤率上昇などがみられるものの、現時点で事業活動に大きな支障は出ておらず、また海外連結子会社は12月決算であることから、2020年３月期通期連結業績に与える影響は軽微と見込んでおります。その他配当予想の修正はありません。なお、当社は本日の取締役会において、当社株式の市場価格並びに財務状況を勘案し、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策及び株主還元を目的とした自己株式取得に係る事項を決定しております。詳細は、本日開示しました「自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ」をご参照ください。※業績予想については、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は様々な要因によって、予想数値と異なる可能性があります。