リゾートトラ、今期経常を12％上方修正・9期ぶり最高益、配当も4円増額

　リゾートトラスト <4681> [東証Ｐ] が11月10日大引け後(15:40)に決算を発表。24年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.1％増の79.6億円に伸び、従来の12.7％減益予想から一転して増益で着地。
　併せて、通期の同利益を従来予想の190億円→212億円(前期は132億円)に11.6％上方修正し、増益率が43.4％増→60.0％増に拡大し、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比2.3倍の132億円に急拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→54円(前期は45円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比6.6％減の45.4億円に減り、売上営業利益率は前年同期の10.6％→9.7％に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当期の連結業績予想につきましては、2024 年３月期の第２四半期において、「サンクチュアリコート」シリーズをはじめとしたホテル会員権やメディカル会員権の販売が好調に推移しており、下半期も、安定した需要のもとで市場からの評価が継続して見込まれ、前回（2023 年7 月14 日）発表予想を上回る見通しとなりました。また、ホテル稼働やシニアレジデンスの入居状況も堅調に推移していることなどから、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前回公表値を上回る見込みであり、通期業績予想を修正しております。

　当期の期末配当予想につきましては、連結業績予想を上方修正した状況を踏まえ、従来予想を修正し、１株当たり29 円とさせていただきます。１株当たり年間配当金は、中間配当金25 円と合わせた54 円となる予定です（年間で４円の記念配当を含んでおります）。なお、2024 年３月期の通期売上高と営業利益の予想は、過去最高だった2019 年３月期を上回り、５年ぶりに過去最高を更新する予想数値です。（注）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。