パーク２４が大幅続落、２０年１０月期業績予想を営業赤字へ下方修正し無配転落へ

　パーク２４<4666.T>は大幅続落。１５日取引終了後に２０年１０月期連結業績予想について、売上高を３３３０億円から２６３０億円（前期比１７．１％減）へ、営業損益を２６７億円の黒字から２４２億円の赤字（前期は２２３億２２００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。

　新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や企業の営業活動縮小を受けて、第２四半期に駐車場の稼働やモビリティサービスの利用の急激な低下により売上高が落ち込んだ。また、５月には国内外で経済活動が再開したものの、下期も引き続き各サービスの利用は低調な推移が予想されることも要因としている。

　同時に、収益力の回復に向けた財務基盤の安定化を図るため、従来７０円を予定していた期末一括配当を無配（前期は７０円）にすると発表しており、これも売り材料視されている。

　なお、第２四半期累計（１９年１１月～２０年４月）連結決算は、売上高１４５６億７９００万円（前年同期比５．５％減）、営業損益１２億２９００万円の赤字（前年同期は９９億７０００万円の黒字）だった。

出所：MINKABU PRESS