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アルプス技研のニュース
■業績見通し
2020年12月期の業績予想についてアルプス技研<4641>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比5.4%増の38,320百万円、営業利益を同6.4%増の4,270百万円、経常利益を同4.2%増の4,270百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同0.1%増の2,910百万円と増収増益を見込んでおり、引き続き過去最高業績を更新する見通しである。
コロナ禍においても、先端技術や次世代車等、主要顧客である大手製造各社からの派遣要請は堅調であるうえ、5Gやネットワーク関連の需要が拡大していることから、好調な業績が継続する前提となっている。なお、上期売上高が計画を下回ったものの、通期予想を据え置いたのは、リモート対応などwithコロナでの定着を含めて、稼働が回復傾向にあること、2020年7月1日より連結化したデジタル・スパイスが下期業績の上乗せ要因となることなどが理由とみられる。また、採用計画については、オンライン説明会や面接等、新たな採用手法を推進するとともに、引き続き、社員紹介強化や質を重視した選考に取り組む。2021年新卒採用は280名、2020年キャリア採用は130名を予定している。
損益面については、新規事業(農業・介護関連分野)に係る先行費用等が想定されるものの、増収や経費削減により増益を確保する見通しである。
同社の2020年12月期通期業績予想の達成のためには、下期は売上高20,836百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益2,484百万円(同4.8%増)が必要となる。コロナ禍による先行き不透明感については、引き続き慎重な判断が必要であるものの、足元で稼働が回復傾向にあることやデジタル・スパイスの連結効果を勘案すれば、同社の業績予想の達成は十分に可能であると弊社は見ている。今後、2021年12月期以降の業績拡大に向けた取り組み、新規事業の進捗(就農人材の派遣先開拓、新たに設立した(株)DONKEYなど農業関連技術の開発・事業化の状況等)や、デジタル・スパイス連結化に伴うものづくり領域の拡大に向けた動きなどがポイントになりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<EY>
2020年12月期の業績予想についてアルプス技研<4641>は、期初予想を据え置き、売上高を前期比5.4%増の38,320百万円、営業利益を同6.4%増の4,270百万円、経常利益を同4.2%増の4,270百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同0.1%増の2,910百万円と増収増益を見込んでおり、引き続き過去最高業績を更新する見通しである。
コロナ禍においても、先端技術や次世代車等、主要顧客である大手製造各社からの派遣要請は堅調であるうえ、5Gやネットワーク関連の需要が拡大していることから、好調な業績が継続する前提となっている。なお、上期売上高が計画を下回ったものの、通期予想を据え置いたのは、リモート対応などwithコロナでの定着を含めて、稼働が回復傾向にあること、2020年7月1日より連結化したデジタル・スパイスが下期業績の上乗せ要因となることなどが理由とみられる。また、採用計画については、オンライン説明会や面接等、新たな採用手法を推進するとともに、引き続き、社員紹介強化や質を重視した選考に取り組む。2021年新卒採用は280名、2020年キャリア採用は130名を予定している。
損益面については、新規事業(農業・介護関連分野)に係る先行費用等が想定されるものの、増収や経費削減により増益を確保する見通しである。
同社の2020年12月期通期業績予想の達成のためには、下期は売上高20,836百万円(前年同期比5.3%増)、営業利益2,484百万円(同4.8%増)が必要となる。コロナ禍による先行き不透明感については、引き続き慎重な判断が必要であるものの、足元で稼働が回復傾向にあることやデジタル・スパイスの連結効果を勘案すれば、同社の業績予想の達成は十分に可能であると弊社は見ている。今後、2021年12月期以降の業績拡大に向けた取り組み、新規事業の進捗(就農人材の派遣先開拓、新たに設立した(株)DONKEYなど農業関連技術の開発・事業化の状況等)や、デジタル・スパイス連結化に伴うものづくり領域の拡大に向けた動きなどがポイントになりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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