サカタＩＮＸ、上期経常を54％上方修正

　サカタインクス <4633> が8月5日大引け後(17:00)に業績修正を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の38億円→58.5億円(前年同期は25.8億円)に54.0％上方修正し、増益率が47.1％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。
　なお、通期の経常利益は従来予想の92億円(前期は77.8億円)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　欧米の印刷インキの拡販が進み、機能性材料も販売回復が想定以上に進んだことに加え、円安による為替換算の影響も受けたことなどから、売上高は当初予想を上回りました。利益につきましては、新型コロナウイルス感染症やアメリカの大寒波などの影響による主要原材料の調達環境の悪化に伴い、印刷インキの原材料費や輸送コストの増加が第2四半期において顕著となったものの、アジア及び米州を中心とした販売価格の改定並びにグループ全体におけるコスト削減の推進に加え、機能性材料の販売回復による大幅な利益改善が寄与したことなどから、各段階利益は当初予想を上回りました。なお、通期の業績予想につきましては、現在精査中であるため、第2四半期の決算発表時（2021年8月11日予定）にお知らせいたします。