太陽ＨＤ、上期経常を34％上方修正・5期ぶり最高益、通期も増額

　太陽ホールディングス <4626> が9月28日昼(12:00)に業績修正を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の50億円→67億円(前年同期は39.2億円)に34.0％上方修正し、増益率が27.3％増→70.6％増に拡大し、5期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の97億円→114億円(前期は88.9億円)に17.5％上方修正し、増益率が9.0％増→28.1％増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　電子機器用部材事業においては、新型コロナウイルス感染症の影響による世界的なリモートワーク等の新しい働き方の拡大により、PCやタブレット端末及びサーバーやデータセンターの需要の高まりから、半導体パッケージ用製品の受注が好調に推移した一方で、車載向け製品の受注は大幅に減少となりました。また、医療・医薬品事業においても、新型コロナウイルス感染症の影響により、通院数が減少したため、一部の製品において販売数量が減少いたしました。その結果、売上高については業績予想に対して第2四半期及び通期双方とも業績予想を下回る見込みとなりました。　営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益については、電子機器用部材事業において利益率の高い半導体パッケージ用製品の受注が好調であったことや、全社的に新型コロナウイルス感染症の影響を受け旅費交通費等の費用が減少したことにより、第2四半期及び通期双方とも業績予想を上回る見込みとなりました。