ダイトが大幅続落、公募増資実施で希薄化を懸念

　ダイト＜4577.T＞が大幅続落、一時１３８円安の１７２７円まで売り込まれた。１０日取引終了後に１３０万株の公募増資、上限１９万５０００株のオーバーアロットメントによる売り出しを行うと発表したことを受け、希薄化を懸念した売りがかさんでいる。発行価格は２２日～２４日のいずれかの日に決める。手取り概算額は最大２５億５３５２万円で、全額を本社工場の設備投資資金の一部に充当する。
　同時に発表した今１５年５月期の連結業績は、売上高３４５億円（前期比１０．６％増）、営業利益３４億５０００万円（同１７．４％増）と２ケタ超の増収増益を予想。今期は厚生労働省がジェネリック医薬品の数量シェアを６０％以上に高める新しい目標を掲げたことを受け、ジェネリック医薬品の取り扱い拡大と、原薬供給増加を見込む。前期は売上高３１１億９６００万円（前の期比７．７％増）、営業利益２９億３８００万円（同９．７％増）と増収増益だった。

ダイトの株価は１２時４３分現在１７５０円（▼１１５円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）