栄研化は続落、２０年３月期業績予想及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感

　栄研化学<4549.T>は続落。２８日の取引終了後、２０年３月期業績予想について、売上高を３５９億円から３６８億円（前期比２．９％増）へ、営業利益を３６億円から４３億５０００万円（同５．７％減）へ、純利益を２６億円から３４億円（同１．４％減）へそれぞれ上方修正したが、材料出尽くし感から売りが優勢となったようだ。

　海外向け売り上げが便潜血検査用試薬、尿検査用試薬・装置を中心に想定を上回って好調に推移したことに加えて、国内売り上げも堅調なことから収益が拡大する見通し。また、業績予想の修正に伴い、従来１４円を予定していた期末配当を３円増配して１７円、通期では３０円とすることをあわせて発表した。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１９年４～１２月）決算は、売上高２８０億２８００万円（前年同期比３．６％増）、営業利益４３億４９００万円（同１．７％増）、純利益３３億３５００万円（同３．２％増）だった。

出所：MINKABU PRESS