2,472円
H.U.グループホールディングスのニュース
■みらかホールディングス<4544>の事業概要
2. 臨床検査薬事業
富士レビオを中心に、医療の現場で疾病の早期発見や診断のために使用される臨床検査薬や検査用機器の開発から製造、販売、輸出入、サポートまでを行う。富士レビオは、世界初の梅毒血清学的検査試薬の製品化に成功し、1966年「梅毒HA抗原(TPHA)」の販売を開始。1950年の創立以来、感染症及び腫瘍領域を中心とした検査用試薬及び機器等幅広い製品を医療機関、検査センター及び血液センターに提供している。また、1992年に全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス®1200」の販売を開始。ルミパルス・シリーズは、2011年以降、「LUMIPULSE G1200」を中心に海外市場でも販売を行っている。また、2015年には高い処理能力を持つ「ルミパルス®L2400」の販売を開始している。「ルミパルス®L2400」は生化学自動分析装置との連結機能を有している。なお、ルミパルス・シリーズはこれまで、日本に加え中国・韓国・台湾・イタリア・スペイン・フランス・ドイツ等において、1,500台を超える機台が医療機関及び検査センターのルーチン検査を支援すべく稼働している。
試薬面では、肝炎などの感染症項目に加え、腫瘍マーカー、内分泌(生活習慣病等)等の検査に用いられる項目等、幅広い試薬ラインアップを有しており、近年では、国内で高感度HBs抗原測定試薬「HBsAg-HQ」や、欧州でアルツハイマー病関連試薬の上市を果たし、同社固有の項目を含む試薬ラインアップの拡充を進めている。また、グローバル開発・品質保証体制においては、日・米・欧の3拠点に所在する開発機能が有機的に連携する体制を構築し、製品開発を推進。同時に、世界各地における異なるニーズを把握すべく、グローバルなマーケティング体制を運営している。
3. 滅菌関連事業
病院内の中央滅菌材料部門で治療処置時に使用した医療器具の「回収→洗浄→組立→滅菌→供給」という滅菌業務をトータルにサポートする。各種器材の運用における安全性の向上、作業工程の効率化、さらには看護師が看護業務に専念できる環境づくりなどを促し、器材と人材の有効活用を可能にしている。滅菌事業では、日本ステリ(株)が関東、中部、近畿、中国、九州地区において事業を展開する。
4. 新規育成事業
これまで同社は主に公的保険でカバーされる医療領域において、臨床検査を中心に事業を展開していたが、これまで培った知見・技術・ノウハウとの関連性や市場の発展・変化等を鑑み、将来の成長に向けた新たな事業の育成を行っている。具体的には、食品・環境・化粧品検査事業、在宅・福祉用具事業、CRO事業、セルフメディケーション・健保事業の展開を行っている。
5. 海外受託臨床検査事業
2015年2月にベイラー医科大学(米国)との間で遺伝学的検査事業に係る合弁会社、Baylor Miraca Genetics Laboratories, LLC(米国、以下「BMGL」)を米国に設立した。ベイラー医科大学の有する先進的な遺伝子解析技術(DNAシークエンス等)へのアクセスが可能となり、本技術を用いた検査サービスの事業化を進めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)
<SF>
2. 臨床検査薬事業
富士レビオを中心に、医療の現場で疾病の早期発見や診断のために使用される臨床検査薬や検査用機器の開発から製造、販売、輸出入、サポートまでを行う。富士レビオは、世界初の梅毒血清学的検査試薬の製品化に成功し、1966年「梅毒HA抗原(TPHA)」の販売を開始。1950年の創立以来、感染症及び腫瘍領域を中心とした検査用試薬及び機器等幅広い製品を医療機関、検査センター及び血液センターに提供している。また、1992年に全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルス®1200」の販売を開始。ルミパルス・シリーズは、2011年以降、「LUMIPULSE G1200」を中心に海外市場でも販売を行っている。また、2015年には高い処理能力を持つ「ルミパルス®L2400」の販売を開始している。「ルミパルス®L2400」は生化学自動分析装置との連結機能を有している。なお、ルミパルス・シリーズはこれまで、日本に加え中国・韓国・台湾・イタリア・スペイン・フランス・ドイツ等において、1,500台を超える機台が医療機関及び検査センターのルーチン検査を支援すべく稼働している。
試薬面では、肝炎などの感染症項目に加え、腫瘍マーカー、内分泌(生活習慣病等)等の検査に用いられる項目等、幅広い試薬ラインアップを有しており、近年では、国内で高感度HBs抗原測定試薬「HBsAg-HQ」や、欧州でアルツハイマー病関連試薬の上市を果たし、同社固有の項目を含む試薬ラインアップの拡充を進めている。また、グローバル開発・品質保証体制においては、日・米・欧の3拠点に所在する開発機能が有機的に連携する体制を構築し、製品開発を推進。同時に、世界各地における異なるニーズを把握すべく、グローバルなマーケティング体制を運営している。
3. 滅菌関連事業
病院内の中央滅菌材料部門で治療処置時に使用した医療器具の「回収→洗浄→組立→滅菌→供給」という滅菌業務をトータルにサポートする。各種器材の運用における安全性の向上、作業工程の効率化、さらには看護師が看護業務に専念できる環境づくりなどを促し、器材と人材の有効活用を可能にしている。滅菌事業では、日本ステリ(株)が関東、中部、近畿、中国、九州地区において事業を展開する。
4. 新規育成事業
これまで同社は主に公的保険でカバーされる医療領域において、臨床検査を中心に事業を展開していたが、これまで培った知見・技術・ノウハウとの関連性や市場の発展・変化等を鑑み、将来の成長に向けた新たな事業の育成を行っている。具体的には、食品・環境・化粧品検査事業、在宅・福祉用具事業、CRO事業、セルフメディケーション・健保事業の展開を行っている。
5. 海外受託臨床検査事業
2015年2月にベイラー医科大学(米国)との間で遺伝学的検査事業に係る合弁会社、Baylor Miraca Genetics Laboratories, LLC(米国、以下「BMGL」)を米国に設立した。ベイラー医科大学の有する先進的な遺伝子解析技術(DNAシークエンス等)へのアクセスが可能となり、本技術を用いた検査サービスの事業化を進めている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 村瀬智一)
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