久光薬、前期経常を20％下方修正

　久光製薬 <4530> が3月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年2月期の連結経常利益を従来予想の148億円→119億円(前の期は256億円)に19.6％下方修正し、減益率が42.3％減→53.6％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の92.8億円→63.8億円(前年同期は149億円)に31.2％減額し、減益率が38.1％減→57.4％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年7月10日に公表した連結業績予想におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大が今期末にかけて緩やかに収束する前提で見通しておりました。しかし、当第4四半期には新型コロナウイルス感染症の再拡大により2021年1月7日に発出された緊急事態宣言の影響を受け、売上高が計画値を下回る見込みとなりました。また、想定以上の売上高減少に伴い固定費の比率が高まり、結果として売上原価率が上昇しました。販売費および一般管理費については計画通り使用していたため、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はともに計画を下回る見通しです。※上記に記載した業績等の予想数字は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。