田辺三菱が続伸、１６年３月期業績大幅増額修正を好感

　田辺三菱製薬<4508.T>が続伸、２５日移動平均線を上抜き、目先上値指向を明示している。同社は９月３０日取引終了後、１６年３月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を３９６０億円から４１８０億円（前期比０．７％増）へ、営業利益を６７５億円から８２０億円（同２２．１％増）へ、最終利益を４０５億円から４６０億円（同１６．４％増）へそれぞれ大幅に増額しており、これを好感する買いを呼び込んでいる。開発中の自己免疫疾患治療剤「ＭＴ－１３０３」で米バイオジェン社とのライセンス契約締結に伴う一時金などが売上高拡大に寄与する。また、国内では水痘ワクチンなどの販売が伸びており、最終利益は２期ぶりの過去最高更新となる見通し。

田辺三菱の株価は９時３分現在２１２１円（△１６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）