ゼネテック、今期経常を77％上方修正、配当も7円増額

　ゼネテック <4492> [ＪＱ] が3月22日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の1億1000万円→1億9500万円(前期は3億2700万円)に77.3％上方修正し、減益率が66.4％減→40.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7400万円→1億5900万円に2.1倍増額した計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→15円(前期は3.5円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期連結業績につきましては、売上高については、前回発表予想を下回る見込みとなりました。これは、システム受託開発を行うデジタルソリューション事業においてオートモーティブ関連分野での受注が低調であったこと、また、エンジニアリングソリューション事業において工作機械の設備投資減退の影響を受けたことに加え、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で営業活動が制限されたことにより、販売が振るわなかったためです。　一方、損益につきましては、上記の減収影響はありましたが、災害発生時位置情報通知サービスを行うココダヨ事業の売上高が当初想定以上に伸び、また、全社を挙げて経費削減に取り組んだ結果、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益ともに前回発表予想を上回る見込みとなりました。

　　2021年３月期の配当につきましては、このたびの業績予想の修正を踏まえ、期末配当を2020年８月５日公表の１株当たり８円から７円増配し、１株当たり15円に修正することといたしました。　なお、本件につきましては、2021年６月下旬開催予定の第36期定時株主総会に付議する予定であります。(注) 上記予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因によって　　　予想値と異なる場合があります。