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株価底入れから自律反発に期待、次回決算での業績不安解消がカギ
【事業内容】
人工知覚アルゴリズムの研究開発やライセンスの提供を行っており、AR/VRや自動運転、ロボティクス、スマートシティ等の領域で活躍が見込まれる人口知能(AI)の自己位置推定や機械制御に資する技術開発を進めている。商用化に向けた独自のVisual SLAM開発は環境変化時の位置推定に対応、センサーやカメラから収集された情報をシステム統合し、GNSS情報が利用できない場所でも自己位置推定を可能にする。
【業績面】
業績面においては11/6に中間決算を発表し、売上高は84.8%減収、営業利益は赤字転落での着地。新型コロナウイルス感染症の拡大懸念影響からハードウェア部品の調達などには遅延が生じ、当初予定していたデリバリーの遅れから期ズレを想定。また研究開発の進捗においてKudan・Artisenseを中心とした商用SLAMアルゴリズム領域では競争優位性を維持していることから、下期の業績回復に転じる兆しが確認されれば再び投資家の期待感も醸成されやすいことだろう。
【株価動向】
株価は昨年3/23に安値2254円をつけて5月に戻り高値を形成、出来高も膨らんだが200日線には届かずに失速。6月以降は出来高も減少傾向となり、現在に至るまでジリ貧の展開が続いている。上記の中間決算後は窓を開けて売られ、コロナショック以来の2000円台に出戻りの動きとなった。足元では昨年10月以来の久しぶりに25日移動平均線を超えての推移がみられるようになっており、まずは自律反発狙いで仕込みの局面にあると言えよう。
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