ＺＵＵ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ＺＵＵ <4387> [東証Ｍ] が5月11日午前(09:35)に業績修正を発表。21年3月期の連結最終損益を従来予想の2600万円の黒字→3億円の赤字(前の期は9200万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億6200万円の黒字→1億6400万円の赤字(前年同期は1億2600万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　※業績予想がレンジで開示されている場合は、レンジの中央値に基づいて記事を作成しています。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．連結業績予想　フィンテック・プラットフォーム事業は順調に推移したものの、クラウド・ファンディング事業においては、システムリニューアル等によるコストの発生やそれに伴う案件組成の遅れ等もあり、当初想定を下回る推移となりました。その結果、売上高、営業利益、経常利益につきましては前回発表した予想値の下限に近い形での着地となる見込みです。また、親会社株主に帰属する当期純利益は「１．減損損失の計上（連結決算）」に記載したのれん等の減損損失により前回発表した予想値を下回る見込みです。２．個別業績予想　売上高、営業利益は概ね計画通りの推移となりましたが、経常利益につきましては「２．関係会社株式の減損処理及び貸倒引当金の計上（個別決算）」に記載した貸倒引当金の計上により、前回発表した予想値の中央値をやや下回る形での着地を見込んでいます。　一方で当期純利益は「２．関係会社株式の減損処理及び貸倒引当金の計上（個別決算）」に記載した関係会社株式評価損等により前回発表した予想値を下回る見込みです。