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*13:06JST SIGG Research Memo(6):2024年3月期は減益だが、営業利益と純利益は計画を上回る水準で着地
■業績動向
1. 2024年3月期の連結業績概要
SIGグループ<4386>の2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比27.5%増の6,906百万円、営業利益が同9.2%減の355百万円、経常利益が同21.9%減の357百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.7%減の239百万円だった。受注が好調に推移して大幅増収だが、各利益は先行投資による販管費の増加などで減益となった。ただし期初計画(売上高6,500百万円、営業利益315百万円、経常利益360百万円、親会社株主に帰属する当期純利益220百万円)に対しては、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益が計画を上回る水準で着地した。
売上面は各事業とも大幅伸長(システム開発事業が前期比30.2%増の5,202百万円、インフラ・セキュリティサービス事業が同19.7%増の1,704百万円)した。全体として受注が好調に推移したことに加え、アクト・インフォメーション・サービスの新規連結(売上高11.1億円)、地方拠点要員との連携強化による体制拡充効果なども寄与した。営業利益はシステム開発事業のY.C.O.における不採算案件発生、案件増加に伴う外注費の増加、先行投資や人事評価制度改正による人件費の増加、M&Aに伴うのれん償却額の増加、管理コストの増加、労働環境改善のためのオフィス増床・レイアウト変更の一時的費用などの影響により減益だった。売上総利益は同13.0%増加したが、売上総利益率は同2.7ポイント低下して21.3%となった。販管費は同22.6%増加したが、売上がそれ以上に伸びたため販管費比率は同0.6ポイント低下して16.2%となった。この結果、営業利益率は同2.1ポイント低下して5.1%となった。なお、のれん償却額などを考慮したEBITDA(=営業利益+のれん償却額+減価償却費)は同8.2%増の481百万円だった。営業外収益では持分法による投資利益が54百万円減少、特別利益では関係会社株式売却益11百万円を計上、特別損失ではY.C.O.の固定資産に係る減損損失46百万円を計上した。また法人税等調整額を計上したため法人税等合計が63百万円減少した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<HH>
1. 2024年3月期の連結業績概要
SIGグループ<4386>の2024年3月期の連結業績は、売上高が前期比27.5%増の6,906百万円、営業利益が同9.2%減の355百万円、経常利益が同21.9%減の357百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.7%減の239百万円だった。受注が好調に推移して大幅増収だが、各利益は先行投資による販管費の増加などで減益となった。ただし期初計画(売上高6,500百万円、営業利益315百万円、経常利益360百万円、親会社株主に帰属する当期純利益220百万円)に対しては、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益が計画を上回る水準で着地した。
売上面は各事業とも大幅伸長(システム開発事業が前期比30.2%増の5,202百万円、インフラ・セキュリティサービス事業が同19.7%増の1,704百万円)した。全体として受注が好調に推移したことに加え、アクト・インフォメーション・サービスの新規連結(売上高11.1億円)、地方拠点要員との連携強化による体制拡充効果なども寄与した。営業利益はシステム開発事業のY.C.O.における不採算案件発生、案件増加に伴う外注費の増加、先行投資や人事評価制度改正による人件費の増加、M&Aに伴うのれん償却額の増加、管理コストの増加、労働環境改善のためのオフィス増床・レイアウト変更の一時的費用などの影響により減益だった。売上総利益は同13.0%増加したが、売上総利益率は同2.7ポイント低下して21.3%となった。販管費は同22.6%増加したが、売上がそれ以上に伸びたため販管費比率は同0.6ポイント低下して16.2%となった。この結果、営業利益率は同2.1ポイント低下して5.1%となった。なお、のれん償却額などを考慮したEBITDA(=営業利益+のれん償却額+減価償却費)は同8.2%増の481百万円だった。営業外収益では持分法による投資利益が54百万円減少、特別利益では関係会社株式売却益11百万円を計上、特別損失ではY.C.O.の固定資産に係る減損損失46百万円を計上した。また法人税等調整額を計上したため法人税等合計が63百万円減少した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
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