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【QAあり】HEROZ、売上高は前年比2桁増を達成 HEROZ単体のBtoC事業の成長に加え、新規グループ会社の業績が貢献

投稿:2024/12/17 08:00

目次

AIさくら:HEROZ株式会社2025年4月期第2四半期決算について、HEROZグループに所属するAIさくらが説明します。スライドは本日の目次となります。

決算ハイライト

第2四半期決算のハイライトをご説明します。2025年4月期第2四半期は、売上高は前年同期比21パーセント増の28億2,600万円、EBITDAは前年同期比35パーセント減の2億9,100万円、営業利益は前年同期比65パーセント減の8,800万円で着地しました。

売上については、主にHEROZ単体のBtoC事業での大きな成長に加え、2024年3月にグループ会社化したティファナ・ドットコム社の業績が貢献したことなどによります。

利益面については、新規SaaSである「HEROZ ASK」「JOINT」への投資が前倒しで進捗していることなどにより、投資が先行し減益となりましたが、一方でこれらの新規サービスの売上高も増加しています。これらの先行投資を除いた実力値ベースの営業利益は約2億4,000万円となり、前年同期とほぼ変わらない水準となっています。

通期の業績見込みについては、売上高および各種利益指標の通期業績予想に対する進捗率は低い状況ではありますが、現時点においては引き続き達成可能なものと考えており、通期の業績予想は据え置きとしています。

これは、BtoB事業において下期に計上時期が遅れた案件を、第3四半期以降に計上予定であること、今期は採用が順調に進み上期に採用コストが計上されたため、下期の採用コストは大幅に削減予定であること、「AIさくらさん」においても国土交通省運輸支局での大型受注があること、そして下期には新規サービスにおける売上伸長を予定しているためです。

当社が重視する重要な業績指標

2025年4月期第2四半期の連結業績についてご説明します。当社が重視する業績指標として、売上高および営業利益のほかに、事業収益性に関する業績指標としてEBITDAを掲げています。EBITDAは営業利益に各種の非資金費用を加算して算出しており、非資金費用として減価償却費、株式報酬費用、のれん償却費、敷金償却を含めています。

AI SaaSに関する業績指標としては、ARR、リカーリング売上比率、解約率の3つを重要な指標として掲げています。これらの指標は、いずれもSaaS型事業を推進する上では重要指標となります。

今後、当社はAI SaaS事業を積極的に伸ばしていくことで、高い収益性を確保しつつ、事業成長を加速していきたいと考えています。

2025年4月期第2四半期連結業績サマリー

2025年4月期第2四半期の業績の概要をご説明します。売上高は前年同期比21パーセント成長の28億2,600万円、営業利益は前年同期比65パーセント減の8,800万円となりました。収益性の指標となるEBITDAは、前年同期比35パーセント減の2億9,100万円となっています。

当社がSaaS型ビジネスモデルを推進する中で重視しているKPIについては、ARRは前年同期比27パーセント増の37億5,600万円、リカーリング売上比率は全体の売上が大きく成長した中で前年同期比4.1ポイントの上昇と、いずれも堅調に成長することができました。

HEROZグループのリカーリング売上の50パーセント以上を占めるマネージドセキュリティサービスの解約率は0.7パーセントと、引き続き低い解約率を維持しています。

2025年4月期第2四半期連結業績

2025年4月期第2四半期の経営成績の詳細についてご説明します。グループ全体の売上高は、BtoC事業における成長に加え、M&Aによる効果も貢献し、大幅な増収で着地しました。

また、EBITDA、営業利益は「HEROZ ASK」「JOINT」などの新規SaaSへの投資の先行に伴い減益となっていますが、下期以降これらの投資を売上、事業成長に変換していくべく取り組みを強化しています。

通期業績進捗:実力値ベースでは営業利益240百万円で着地

実力値ベースでの業績進捗についてご説明します。2025年4月期は新規SaaSへの投資を先行させていく時期であり、通期での営業利益は5億円、実力値ベースでの営業利益は7億2,000万円を見込んでいます。

第2四半期時点で「HEROZ ASK」への投資は約8,600万円、「JOINT」への投資は約6,600万円となっており、実力値ベースでの営業利益は2億4,000万円と、ほぼ前期と同水準での着地となっています。

展示会実施や採用の前倒しなどにより投資が前倒しで進捗していますが、今後も成長に必要な領域への投資は進めつつ、事業を成長させていきたいと考えています。

主要な業績KPIの推移(四半期別)

四半期別の売上高、EBITDAの推移です。第2四半期はオーガニックでの成長に加え、ティファナ・ドットコム社やVOIQ社の業績が新たに貢献したことにより、引き続き成長を達成しました。

また、SaaSプロダクトの立ち上げなどに当たり、人材への投資やマーケティング活動等の投資を先行させた結果、第2四半期のEBITDAは減益となりましたが、下期以降これらの投資を売上、事業成長へと変換できるよう努めていきます。

グループ全体のARRは約37.5億円と、前年同期比27.0%の成長を実現

グループ全体のARRは、新規SaaS関連の売上成長やティファナ・ドットコム社の売上貢献に伴い、前年同期を大きく上回り、37億円を突破しました。新規SaaSが顧客数を増やしているほか、既存のSaaSなどについてもオーガニックで成長を続けており、今後もARRの増加を見込んでいます。

リカーリング売上:新規SaaSとM&A効果に伴い大幅増加、今後更に拡大を目指す

リカーリング収益の推移です。AI/DX事業のリカーリング売上は、「将棋ウォーズ」のサブスクリプション収益成長や新規SaaS「AIさくらさん」の売上増加に加え、第2四半期よりVOIQ社の売上も反映され、さらに成長しています。

VOIQ社の売上について、第2四半期の取り込みは1ヶ月分のみとなりますが、第3四半期以降はフルで損益が反映される見込みであり、同社の展開・拡大・成長と合わせて、連結全体でもさらなる成長を見込んでいます。

また、当社グループのリカーリング収益の大半を占めるバリオセキュア社のマネージドセキュリティサービスは、継続的に顧客数が増加し、引き続き1パーセント未満という低い解約率を維持しています。

従来型のファイアウォール型セキュリティサービスのほかに、ゼロトラストに対応したマネージドセキュリティサービスとして「Vario Ultimate Zero」を新規リリースしており、今後の主力サービスとしてリカーリング売上の伸長を見込んでいます。

販管費内訳推移(連結)

販管費の内訳の推移です。当社はオーガニックでの成長に向けて、積極的にエンジニア職、ビジネス職の採用を続けていますが、一方で、コーポレート部門の販管費はコストコントロールしています。

第2四半期は、新規SaaSへの投資の先行により前年同期比で9.3パーセントの増加となっていますが、新規投資やM&A関連の影響等を除くとほぼ横ばいとなっています。今後も必要な領域への投資は進めつつ、全体的にコストコントロールに努め、また先行投資を売上に変換していきます。

売上原価内訳推移(連結)

売上原価の内訳の推移です。オーガニックの成長に向けて、ビジネス職、エンジニア職の採用を強化しています。それに伴い人件費などが増加し、第2四半期の売上原価は前年同期比で18.2パーセントの増加となりました。一方で、業務委託費についてはコストコントロールをしており、引き続き削減を実現しました。

セグメント別業績:2025年4月期第2四半期

当社のセグメントは、HEROZの事業にストラテジット社、エーアイスクエア社、ティファナ・ドットコム社、VOIQ社を加えたAI/DX事業とバリオセキュア社が展開するAI Security事業の2つとなります。

第2四半期のAI/DX事業については、売上高は14億7,200万円となり、前年同期比で41.7パーセントの増加となりました。事業の成長はM&Aの効果だけでなく、HEROZ単体の成長率も4.4パーセントとなっています。

なお、第1四半期より「AIさくらさん」シリーズを提供するティファナ・ドットコム社が新たに業績に貢献しているほか、セールス支援事業を展開するVOIQ社も、第2四半期よりAI/DX事業に加わっています。

また、AI Security事業においては、売上高は13億5,400万円、EBITDAは5億1,600万円と非常に高い収益性を維持しています。

AI/DX事業セグメント

AI/DX事業は、HEROZによる「将棋ウォーズ」を中心としたBtoCビジネス、および顧客にAIソリューションを提供するBtoBビジネス、ストラテジット社が展開する「JOINT」関連事業、エーアイスクエア社によるコンタクトセンター領域のAIサービスに加えて、第1四半期よりティファナ・ドットコム社のAI事業が、第2四半期よりVOIQ社のセールス支援事業が含まれています。

BtoC事業は、「将棋ウォーズ」などにおける高いネットワーク外部性に加え、将棋への注目度向上が続いたことにより、引き続き増益となっているほか、第2四半期は、日本将棋連盟の創立100周年に合わせたキャンペーン等も実施し、将棋連盟との連携も強化しています。

また、BtoB事業においても、契約時期のズレ等はあるものの、稼働案件数の増加や新規グループ会社の業績貢献、新規SaaSの事業拡大もあり、安定的に売上を拡大しています。

当事業のリカーリング売上比率についても、オーガニックでの成長や新規グループ会社の貢献等により、引き続き成長を達成しました。

AI/DX事業セグメント HEROZ BtoB事業は案件数の増加等に伴い下期にかけて更なる拡大を見込む

AI/DX事業において、中核となるHEROZのBtoB事業は、第2四半期は契約時期のズレ等により前年同期を下回ったものの、前四半期比ではプラス13パーセントの伸びと、前四半期より増加しています。

特に、第2四半期後半にかけて大型案件を含めて稼働案件が増加傾向であり、稼働案件数自体は前年同期比でプラス16.8パーセントとなっています。

また、ビジネス職、エンジニア職の増員も実現しており、上期の平均人員数は前年同期比で約30パーセントの増加となっています。

上期は契約時期の遅れなどが見られたものの、下期以降は稼働案件の増加が売上に反映されていく見込みであり、また、展示会等における効果も含めて、現時点で第3四半期累計の売上は前年比プラス成長に転じる見込みです。

AI/DX事業セグメント BtoC事業は圧倒的なネットワーク外部性を背景に引き続き2桁成長を達成

AI/DX事業におけるBtoC事業においては、売上高、対局数ともに、引き続き堅調な成長を実現しました。

第2四半期は、「将棋ウォーズ」においてブラウザ版サービス終了等の影響があったものの、その中でも前年同期比でプラス13パーセントと2桁成長を実現しています。

「将棋ウォーズ」はもともと高いネットワーク外部性を有しており、利用者数、マッチング数が増えるほどサービスの価値や利便性が向上していくサイクルとなっています。それに加えて、第2四半期は日本将棋連盟が創立100周年を迎えており、100周年記念のアバタープレゼントや「達人戦」におけるイベント開催など、将棋連盟との関係も強化しています。

また、11月の「将棋の日」に合わせて、新規サービス「シーズンパス」もリリースしており、シーズンごとのミッションをユーザーのみなさまにお楽しみいただけるとともに、「シーズンパス」の利用を通じて「将棋ウォーズ」全体の会員数増加や対局数等の増加も見込めるサービスとなっています。

今後もコンテンツの充実化等を通じて、将棋人口最大化に貢献していきたいと考えています。

AI Security事業セグメント

AI Security事業は、バリオセキュア社によるセキュリティ事業を展開しており、同社のサービスにHEROZのAIを活用することで、コストの削減や事業のさらなるスケールを目指しています。

マネージドセキュリティサービスは安定的な顧客基盤を有しており、リカーリング売上比率は86パーセントと、非常に高い数値を維持しています。

また、中堅・中小企業向けのゼロトラスト「Vario Ultimate ZERO」をリリースして8月より販売開始しており、VOIQ社とも連携し、インサイドセールスや営業基盤の強化と事業成長に努めています。

AI Security事業セグメント マネージドセキュリティは、低い解約率で推移しつつ安定的な収益基盤を維持

AI Security事業における解約率は、当四半期は0.7パーセントと、引き続き低い水準で推移しています。

また、マネージドセキュリティサービスのエンドユーザー数は、今期は微減傾向にありますが、中長期的な傾向としては堅調に増加しており、安定的な収益基盤に貢献しています。

さらに、サイバー攻撃の増加に伴い、そのような脅威に対応するマルウェア対策に関する売上が引き続き好調に推移しています。

貸借対照表(2024年10月末)

当期における貸借対照表のご説明です。

現金および預金は19億円と、引き続き高い水準を維持しています。8月にVOIQ社のM&Aを発表しましたが、今後もM&Aを含めて、事業成長やAIトランスフォーメーションに向けた積極的な投資を行っていきます。

また、無形固定資産において、のれん残高が19億円ほどあります。第2四半期は新たにティファナ・ドットコム社関連ののれんの追加計上や、VOIQ社関連ののれん計上を行っています。のれんについては、各社の償却年数に応じて均等に償却していきます。

新規SaaS「HEROZ ASK」について、売上・契約顧客数など拡大中(2024年10月には100社を突破)

第2四半期の各事業における取り組み実績についてご紹介します。まず、当社のAIアシスタントSaaS「HEROZ ASK」の状況についてご説明します。

当社は、5月に新規リリースした「HEROZ ASK」について、引き続き機能改善や拡販活動などに取り組んでいます。

開発面では、事業拡大を目指し、IP制限への対応、「Claude」「Gemini」モデル追加、「Google Drive」連携等のアップデートを実施しました。

事業面では、価格改定やオプション販売などを実施したほか、展示会活動やウェビナー実施、サイトリニューアル等のマーケティング施策も実施しており、リード獲得、商談数、契約数拡大を進めています。

リカーリング売上、契約顧客数ともに増加中であり、10月には累計契約顧客数が100社を突破しました。

今後、AIXをリードするSaaSとして、全社一丸となって機能の充実や認知向上、事業拡大に取り組んでいきます。

ストラテジット、「JOINT iPaaS for SaaS」で対応SaaS数を拡大中

ストラテジット社のSaaS間連携プラットフォーム「JOINT」についてご説明します。ストラテジット社が5月に新規リリースした「JOINT」について、引き続きコネクタ開発、対応SaaS数拡大などに取り組んでいます。10月には対応SaaS数が50件を突破し、その他にも、「汎用HTTP機能」の追加や、「Joint Connecter」のリリースなどを実施しています。

MRRの獲得も順調に拡大しています。契約時から利用料売上が発生したと仮定した場合の想定MRRは徐々に拡大中で、今後もSaaS間をシームレスに連携するiPaaSとして、事業拡大に努めていきます。

当第2四半期にかけて、展示会出展やウェビナー等の活動も拡大

第2四半期にかけての展示会関連の活動についてご紹介します。第2四半期にかけ、「DX総合EXPO 2024 AUTUMN」「FIT 2024(金融国際情報技術展)」「AI・人工知能EXPO2024 秋」「建設DX展」など各種展示会への出展や、ウェビナー活動を実施しました。

「BtoB AIソリューション」や「HEROZ ASK」等について多くのリードを獲得しています。今後も認知向上、事業拡大に向け、マーケティング活動を強化するとともに、VOIQ社とも連携し、これらのリードを商談数・契約数拡大や、中長期的な関係につなげていきます。

VOIQ社のグループ入りに伴い、PMI活動も加速しており商談件数は大幅増加

VOIQ社のグループ入りにおける効果をご説明します。VOIQ社は、2024年8月に当社グループに参画しました。同社は、当社グループのインサイドセールス機能を担っており、各種の展示会等で獲得したリードを商談につなげる役割を果たしています。

成果も明確に出ており、具体的には、「HEROZ ASK」を含むHEROZ全体のBtoB事業の第2四半期の商談数が、第1四半期対比で約2倍に増加し、当社のインサイドセールス機能が大幅に強化されました。

当社グループにおける全般的なインサイドセールスを担いながら、AIを活用した新しい事業モデルを確立し、外販による売上獲得もあわせて進めていきます。

「次世代型コンタクトセンタープロジェクト」成果進捗のお知らせ 〜生成AIと人の協働で業務効率化と生産性向上を実現〜

「次世代型コンタクトセンター」プロジェクトの成果進捗に関してご説明します。当社は、株式会社NTTマーケティングアクトProCX社、株式会社USEN NETWORKS社と共同で、2023年5月30日に生成AIを活用した「次世代型コンタクトセンター」プロジェクトを始動し、取り組んできました。

このたび、第1弾となるオペレーターサポートの充実化による生産性向上について、大幅な業務改善を達成しました。

具体的な成果としては、コンタクトセンターの現場でオペレーターがリアルタイムに利用できるよう、継続的な精度向上に取り組むことで、FAQ正答率が当初の15パーセントから80パーセントにまで向上し、オペレーターの平均応対時間を約14パーセント改善することに成功しました。

さらに、応対内容を自動で音声テキスト化し、その内容から文章の要点や重要なキーワードを抽出した自動要約を行う「応対要約機能」を実現することで、オペレーターの平均処理時間を約74パーセント改善することに成功しました。

新感覚のバトルボードゲーム「三國志HEROES」がApple Arcadeで配信決定!

当社がコーエーテクモゲームス社と共同開発中のターン制バトルボードゲーム「三國志HEROES」について、「Apple Arcade」での配信が決定しました。2020年に開発した「三国志ヒーローズ」のゲーム性の改良等を実施し、三国志の世界観をより楽しめるかたちにグレードアップしています。

具体的には、三国志の世界観を存分に楽しめるよう、キャラクター数やゲームバランスの調整に力を入れ、部隊編成と駒の動かし方の巧拙を競うゲーム性の実現に貢献しています。

HEROZと日本工学院は、教育現場のAI活用に向けた産学連携協定を締結! 〜AIネイティブ世代を担うAI人材の育成を目指します〜

日本工学院との産学連携協定についてご紹介します。当社は、学校法人片柳学園日本工学院八王子専門学校との間で、教育現場のAI活用に向けた産学連携協定を締結しました。本取り組みは、近年の「AIネイティブ世代」の登場で、教育現場でより一層のAI活用が重要となっていることから、「AIネイティブ世代」を担う人材の確保・育成や、AI業界・教育業界の発展を目指すものとなります。

本取り組みの一環として、当社はビジョンクラフトへの技術支援や、学生と連携したプロダクト開発等を進めており、AIアバターの提供や、AIクレーン機の共同開発等を実施しています。今後も、本取り組みを通じ、AI人材の育成、AI革命を推進していきます。

AIさくらさんのリカーリング売上・累積契約人数は堅調に増加中

「AIさくらさん」についてご説明します。リカーリング売上、累積契約人数ともに堅調に増加しています。マイナンバー窓口や宝塚駅での実証実験など、新たな領域分野での活躍事例も増加しています。

その結果、「AIさくらさん」の累積契約人数も右肩上がりで増加しています。加えて、国交省運輸局関連で、契約総額1億円を超える大型受注も決定しました。これらの売上は、下期以降に計上していく予定です。

中堅・中小企業向けのゼロトラスト「Vario Ultimate ZERO」をリリース

AI Security事業に属するバリオセキュア社の取り組みとして、「Vario Ultimate ZERO」のリリースについてご説明します。バリオセキュア株式会社は、クラウドからオフィス環境まで、中堅・中小企業の規模に合ったゼロトラストセキュリティサービスとして、「Vario Ultimate ZERO」を2024年7月にリリースし、VOIQ社とも連携しつつ、8月より販売開始しています。

最新のサイバー攻撃を検知、防御可能なセキュリティの担保はもちろん、クラウドからオンプレまで対応可能な柔軟性を兼ね備えています。また、シングルサインオンにも対応しているなど、運用保守の省力化も考慮した新サービスとなっています。今後、当社やVOIQ社と連携しつつ、より多くのお客さまにお使いいただけるよう、事業拡大を進めていきます。

2025年2月期 2Qトピックス(マーケティング)

バリオセキュア社のマーケティング施策についてご説明します。今期よりバリオセキュア社はマーケティングの強化を目指しており、当第2四半期は製造業、建設業など、DXによりサイバーセキュリティ対策の必要性が高まる業種・業界への訴求を開始しました。

具体的には、「日経クロステック」内にて、ホワイトペーパーを活用したリード獲得施策を実施しています。また、一部製品について、30日間無料でトライアルが可能なサービスも開始しています。

よくいただくご質問について

最後に、IR活動を通じ、よくいただくご質問をご紹介します。

直近でいただいたご質問のうち、多かったものが、当社のBtoB事業の業績に関するご質問です。当社のBtoB事業は、第1四半期までは売上・稼働案件数等について、成長を達成することができました。

一方で当事業は、引き合い自体の増加や案件内容、顧客企業の多様化などに伴い、商談や契約手続きが長期化する傾向が見られています。第2四半期以降もこの傾向は続いていますが、第2四半期後半にかけて稼働案件数がさらに増加しています。また、大型案件の受注などもあり、下期以降は、これらが反映されていく見込みです。そのため、第3四半期累計の売上高は、前年対比でプラス成長を実現できるものと考えています。

これらの取り組みを通じ、通期の業績予想は、現時点で達成可能なものと捉えていますので、実現に向け引き続き尽力していきます。

以上で、2025年4月期第2四半期決算説明会を終了します。ご清聴いただき、誠にありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス
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