ユミルリンクのニュース
ユミルリンク、売上・利益ともに前期比2桁増で上期の過去最高額を計上 主要サービスの契約増加によりMRRが伸長
2024年上期(1月~6月期)ダイジェスト
清水亘氏:本日はご参加いただきありがとうございます。ユミルリンク株式会社の代表取締役社長の清水です。2024年12月期第2四半期の決算についてご説明します。
2024年12月期上期のダイジェストとして、業績とアライアンスについてご説明します。業績については、上期として13期連続の増収・増益を遂げることができました。
売上については、Gmailガイドライン変更に伴う需要の増加を背景として、受注が好調に推移しました。営業利益については、増員と待遇改善などの人材投資を進めたことに加え、案件稼働に伴い労務費や人件費が増加しましたが、増収で補い、上期最高益の計上となりました。
その他の取り組みとして、2024年12月期より設立した事業推進室によるアライアンス推進があります。SNSマーケティング支援企業であるROCの株式取得の決定や、株式会社サイバービジョンホスティング、コクー株式会社などとの協業の成果が出始めています。
メッセージングソリューション(Cuenote)事業
事業概要についてご説明します。当社は、「Cuenote」というブランドを通じて、法人向けにさまざまなメッセージングソリューションサービスを提供しています。
Cuenoteシリーズ
「Cuenote」シリーズの主な製品です。Mail系サービスが2種類、SMS系サービスが2種類あります。加えて、その他アンケートサービスや安否確認サービスなどを主にクラウドサービスとして提供しています。
当社収益構造とSaaSの特長
当社の収益構造と主要な提供方法であるSaaSの特徴です。スライド左側の円グラフが示すとおり、当社の収益の95パーセントはSaaSサービスの利用料が占めています。
スライド中央の棒グラフは、SaaSの特長の概念図です。SaaSは継続性の高いストック型収益モデルであり、顧客の継続率の向上、つまり解約率を低減することにより、高い成長を期待することができるビジネスモデルとなっています。
サービスの解約率については、スライド右側のグラフが示すように、月平均0.48パーセントと低水準を維持しています。
Cuenoteの活用例
「Cuenote」シリーズの活用事例です。プロモーションでの活用以外にも、約定通知、搭乗案内、ニュース速報、料金通知、安否情報の確認など、日常生活におけるさまざまなシーンで活用いただいています。
Cuenoteの顧客
スライドは、当社のサービスをご利用いただいているお客さまの一例です。2024年6月末時点での有効契約数は2,400契約を超えています。
業績サマリー:売上・利益ともに上期(1月~6月期)の過去最高額を計上
2024年12月期第2四半期決算についてご説明します。業績サマリーです。売上高は前年同期比15.5パーセント増収の13億700万円、営業利益は前年同期比13.1パーセント増益の3億400万円となり、いずれも上期として過去最高となりました。
各サービス別の指標です。Mailサービスの売上高は前年同期比14.1パーセント増収の11億1,000万円、期末MRRは1億8,300万円となりました。SMSサービスの売上高は前年同期比28.8パーセント増収の1億6,700万円、期末MRRは3,000万円となりました。
アンケートサービスの「Survey」やその他サービスの売上高は前年同期比0.9パーセント増収の2,900万円となりました。
半期業績推移
スライドは、半期単位での業績推移グラフです。青色が売上高、緑色が営業利益を示しています。
業績推移(四半期累計)
スライドは、四半期単位での業績推移グラフです。スライド左側のグラフが売上高、右側のグラフが営業利益です。ご覧のとおり、2024年12月期上期においては、過去最高額の計上となっています。
四半期売上推移(サービス別)
サービス別の四半期売上推移です。第2四半期は、MailサービスとSMSサービスともに前年同期比増収となりました。棒グラフの青い部分で示したMailサービスについては、新規顧客の増加によるMRRの伸長に合わせて、オンプレミス型ソフトウェアのライセンス売上の計上も増収に貢献しています。
主要サービスハイライト Mail
Mailサービスのハイライトです。エンタープライズ向けプランが引き続き好評であり、新たに人材サービスやコンビニエンスストア、銀行、クレジットカード会社に採用されました。
Gmailガイドライン変更の特需、同時に開催したキャンペーン効果に伴い、「Cuenote」シリーズの「Cuenote SR-S」というサービスは、受注額が平年の約3倍になるなど、好調でした。
アライアンスの推進として、サイバービジョンホスティングとDMARCやBIMIに関する協業を開始しました。また、「Cuenote」を活用したマーケティング、運用支援に関する協業体制をコクー株式会社と構築し、「Cuenoteコンシェルジュ」サービスを開始しました。
その他の事例として、株式会社メルカリをはじめとした3社の導入事例を公開しました。
Mail 四半期末MRR / 四半期ストック売上
Mailサービスのストック売上指標です。左側のグラフが四半期末のMRRの推移で、2024年6月末のMRRは、前年同期比13.5パーセント増加の1億8,300万円となりました。MRRが積み上がったことに伴い、右側のグラフのとおり、2024年12月期第2四半期のストック売上は、前年同期比12.5パーセント増加の5億3,900万円となりました。
Mail 平均利用額 / 月次解約率
平均利用額と月次解約率です。スライド左側のグラフは、平均利用額を示しています。エンタープライズ向けプランの新規受注が引き続き好調であったことから、前年同期比プラス5.5パーセントと伸長しました。スライド右側のグラフは解約率を示しており、月平均で0.37パーセントと低水準を維持しています。
主要サービスハイライト SMS・Auth
SMSサービスのハイライトです。新規顧客の増加に伴い、前年同期比で28.8パーセントの増収となりました。Scene Liveのインバウンド向けコールシステム「OSORA」との連携事例や、行政向けサービス「Cuenote SMS for LGWAN」の事例を公開しています。2024年12月期上期の月間解約率は、平均0.12パーセントと低水準を維持しています。
SMS・Auth 四半期末MRR / 四半期ストック売上
SMSサービスのストック売上指標です。スライド左側のグラフは四半期末MRRで、2024年6月末は前年同期比24.9パーセント増加の3,000万円となりました。スライド右側のグラフは四半期ストック売上で、前年同期比で19.9パーセントの増収となりました。
SMS・Auth 平均利用額 / 月次解約率
平均利用額と解約率です。平均利用額は、小規模配信顧客が増加したことに伴い、前年同期比20.7パーセントの減少となりました。解約率は、月平均0.12パーセントと、非常に低水準で推移しています。
損益計算書
損益計算書です。売上高は前年同期比15.5パーセント増収の13億700万円、売上原価は前年同期比23.5パーセント増加の4億4,600万円となりました。売上原価の増加額の大半については、労務費の増加によるものです。売上総利益は、前年同期比11.7パーセント増加の8億6,100万円となりました。
販管費は、主に人件費の増加に伴い、前年同期比11パーセント増加の5億5,600万円となりました。営業利益は前年同期比13.1パーセント増益の3億400万円、経常利益は前年同期比12.9パーセント増益の3億400万円、当期純利益は前年同期比13.0パーセント増益の2億1,000万円となりました。
営業利益増減要因
営業利益の増減要因です。増益要因は、MailサービスおよびSMSサービスの増収です。減益要因としては、人件費、データセンター費用の増加が主な要因となっています。
人件費の増加については、増員と待遇改善ならびに時間外労働の一時的な増加が要因となっています。データセンターの費用については、SMSサービスの売上増加に伴う通信費の増加によるものです。
四半期営業費用・営業利益推移
営業費用・営業利益の四半期推移です。増減要因でお伝えしたように、今期は増員や待遇改善など人的資本の投資を進めていることに合わせて、一時的な時間外労働の増加に伴い人件費が増加しています。
従業員数
従業員数は、前期末より4名増加の129名となりました。
貸借対照表
貸借対照表です。2024年6月期の資産合計は、当座資産2億6,800万円の増加などにより、前期末から3億300万円増加の30億8,300万円となりました。
負債合計は、買掛金、未払費等、未払税、前受金等の増加により、前期末から8,900万円増加の4億9,600万円となりました。これらの結果から、純資産合計は前期末より2億1,300万円増加の25億8,700万円となりました。
トピックス 株式会社ROC社の株式取得を決議(2024年6月14日開示)
全社のハイライトです。6月14日にROCの株式取得、子会社化について発表しました。ROCは、「Facebook」「Instagram」「TikTok」など、SNSを使ったマーケティング活動を支援する企業の先駆者です。当社の成長計画と合致することに加え、業者間の顧客層が非常に近いことから、互いの成長に資すると考えています。
トピックス
トピックスです。今期より、従業員の待遇改善と働き方改革を目的として、みなし残業給制度の廃止を決定しています。新たに事業推進本部を設立し、アライアンス、新規事業開発に取り組んでいます。
トピックス
新規事業に取り組む中で、7月に「Salesforce」と連携する「Cuenote SMS for Salesforce」の提供を開始しました。「Salesforce」の画面上から、顧客支援や営業活動を目的としたショートメッセージを簡単に送ることができます。
コクー株式会社との提携により、メールマーケティングやデジタルマーケティングの運用支援サービスを提供しています。
2024年12月期 業績予想
2024年12月期の業績予想です。売上高は前期比11パーセント増加の25億7,000万円、営業利益は前期比3パーセント増加の6億1,000万円、当期純利益は前期比2.7パーセント増加の4億2,000万円を見込んでいます。
第2四半期終了時点における進捗率は、売上・利益ともにおおむね50パーセントとなっています。
2024年12月期 主要サービスの指標
主要サービス別の見通しです。Mailサービスは、ストック売上が前期比11.5パーセント増加の21億5,700万円を見込んでいます。SMSサービスについても、ストック売上が前期比11.2パーセント増加の2億9,300万円を見込んでいます。
2024年 新規リリース計画
今期の新規リリース計画です。今期は新たにWebプッシュ機能を提供する計画です。これまでもWebプッシュの技術は存在していましたが、昨年より新たにiOSが技術をサポートしたことに伴い、利用価値が一層向上するものと判断し、リリースを決定しています。
ユーザーからの同意に基づいてWebブラウザやスマートフォンの通知エリアにプッシュ通知ができ、マーケティング等に活用いただけます。当社の主要サービスであるMailやSMSを補完し、相乗効果を創出するサービスへと育成していきます。
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マーケットニュース
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