ロングライフ、前期最終を一転赤字に下方修正

　ロングライフホールディング <4355> [ＪＱ] が12月12日大引け後(16:30)に業績修正を発表。18年10月期の連結最終損益を従来予想の2億5000万円の黒字→1億1500万円の赤字(前の期は2億3300万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した5-10月期(下期)の連結最終損益も従来予想の3億2600万円の黒字→3900万円の赤字(前年同期は2億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結営業利益、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益の修正につきましては、主として、ホーム介護事業において、人件費及び当期に新設をいたしました２ホームにかかる設備減価償却費等の経費が予定を上回ったことによる影響額が161百万円、また、リゾート事業において、当期に新設をいたしました石垣島及び箱根のリゾートホテルの設備投資が計画より増加したことを受け減価償却費等の経費が予定を上回ったこと等による影響額が56百万円、更に、グループ全体において、人材不足を背景とした人件費の高騰によりグループ全体の人件費が増加したことによる影響額が約160百万円あり、発表した業績予想を下回りました。　連結営業利益と連結経常利益の増減額の差額につきましては、主として当期に契約を締結いたしましたシンジケートローンの支払手数料等が予定より上回って発生したことによるものであります。　個別の当期純利益につきましては、連結子会社であるロングライフリゾート株式会社、ロングライフ国際事業投資株式会社及びロングライフメディカル株式会社の財政状態の悪化に伴い、当社が保有する同社株式の実質価額が著しく低下したため、関係会社株式評価損107百万円を特別損失に計上し、更に上記に伴い、各社に対する債権に対し、貸倒引当金繰入額33百万円を特別損失に計上したことにより、発表した業績予想を下回りました。（注）上記予想は、発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成しております。実際の業績は、今後さまざまな要因によって予想数値と異なる可能性があります。