ＩＰＳ、今期経常を20％上方修正・2期ぶり最高益、配当も10円増額

　アイ・ピー・エス <4335> [東証Ｓ] が4月24日大引け後(15:50)に業績・配当修正を発表。23年6月期の連結経常利益を従来予想の2.5億円→3億円(前期は2.4億円)に20.0％上方修正し、増益率が3.7％増→24.5％増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2.2億円→2.7億円(前年同期は1.4億円)に22.5％増額し、増益率が56.3％増→91.5％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→30円(前期は20円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年６月期の連結業績予想につきましては、当社が従来進めておりました営業体制の強化により、新規案件を着実に受注してまいりました。また、プロジェクト体制の強化や品質管理体制の効果として、納品が予定通りに進み、不採算案件も少なく、営業利益を押し上げております。この結果2022年８月10日に公表しました2023年6月期通期の連結業績予想を上回る見込みとなりました。

　当社は、株主に対する長期的かつ総合的な利益還元を重要課題の一つと認識し、将来の事業展開と財務体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主への安定的かつ継続的な利益配分を実施していくことを配当政策の基本方針としております。　これら基本的な考え方をふまえ、期末配当予想につきましては、前述のとおり、2023年６月期の親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりましたので、１株当たり20円の予想から10円増配し30円に修正することを決定いたしました。　*上記予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により予想数値と異なることがあります。