ラック、デジアーツ、ＮＲＩなどマイナンバー関連高い、国家公務員の身分証も切り替えへ

　ラック<3857.T>、デジタルアーツ<2326.T>、野村総合研究所<4307.T>などマイナンバー施行でビジネスチャンスが見込まれる銘柄に高いものが目立つ。国民一人ひとりに１２ケタの番号を割り振り、年金、医療、納税などの行政手続きを一つの共通番号で効率的に管理するマイナンバー制度は来年１月からのサービス開始が計画されている。国家公務員の身分証についても来年１月から配るマイナンバーを記載した個人番号カードに切り替える方針が伝えられており、関連企業の株価を刺激する背景となっている。
　ラックはネットワークセキュリティの草分けでクラウドサービスにも強く、自治体向けで高実績を持つほか、フィルタリングソフトを手掛けるデジアーツは記載ファイルを暗号化し、仮に流出してもネット経由でファイルを削除できるソフトを展開するなど活躍余地が大きい。また、ＮＲＩは金融機関や事業会社向けをテリトリーに、マイナンバー制度では法的リスクや情報漏洩に対応した整備および管理運用で企業を先導する役割を担う。

ラックの株価は１３時５５分現在１４３３円（△２２円）
デジアーツの株価は１３時５５分現在１７８０円（△１６円）
ＮＲＩの株価は１３時５５分現在４９１０円（△８５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）