プロトコーポレーションのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
プロトコーポレーション <4298> 【 2+→2+】
「上期は物品販売が悪化もプラットフォーム堅調等により営業段階で増益を確保」
10月30日発表の21/3期上期(4-9月)決算では(1)新型コロナ禍の厳しい事業環境下で物品販売が大幅に悪化したが、それでも、1Q、2Q、6カ月間累計ともに営業段階で増益を確保したことが評価できる。更には、(2)上期は利益計画を上回り着地しTIWは21/3期通期計画は上振れを見込むこと、(3)22/3期は前期に新型コロナ影響の反動等から増益をTIWは見込むこと、(4)足元での中古車、整備、新車領域でのサービスプラットフォームの着実な取引先数の拡大や機能強化によるアップセルの進展などを踏まえると中期的に堅調な業績が見込めるとの従来からのTIWの見方に変化がないこと、(5)21/3期TIW予想PER11.8倍など株価指標面にも割安感があること、などから投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:11.7% PBR:1.4倍、来期予想PER:10.9倍、来期予想EPS成長率:8%株価(11/27終値):1,078円
Fモデルによる理論株価:1,991円(11月27日by高田悟)
日本動物高度医療センター(6039)【 2+→2+】
「全国展開する事業力と着実な収益成長に注目」
21/3期2Q累計の連結業績は、主に業容拡大に伴う事務要員の確保や分院開業のための先行採用などから人件費が増嵩、前年同期に比べ増収減益になった。ただし、営業利益の減少幅は同約2,000万円と僅少で、今後、3-4四半期(20年10月~21年3月)に十分に挽回可能と考えられるため、通期業績予想については、会社側、TIWとも期初予想を変更せず、小幅増益を見込む。中長期的には、21年秋に開業を計画している大阪病院(仮称)の立ち上がりが焦点になる。しかし、既存の3病院の診療規模が大きく拡大しているため、立ち上がりの費用負担の影響は小さくなる見込み。このため、TIWでは、22/3期、23/3期とも前年度予想比で2ケタの営業増益を期待する。
予想ROE:14.4% PBR:2.6倍、来期予想PER:15.1倍、来期予想EPS成長率:15%株価(11/27終値):2,351円
Fモデルによる理論株価:2,077円(11月27日by杉山勝彦)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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