群栄化、今期経常を19％上方修正、配当も10円増額

　群栄化学工業 <4229> [東証Ｐ] が2月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の26億円→31億円(前期は19.3億円)に19.2％上方修正し、増益率が34.1％増→59.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の7.6億円→12.6億円(前年同期は8.8億円)に65.5％増額し、一転して42.6％増益計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の90円→100円(前期は90円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 当社グループの業績予想につきましては、前回発表予想に比べ、化学品事業における電子材料関連向け樹脂の減少等により売上高は減収となる見込みの一方、利益面につきましては、原材料価格高騰分の価格是正並びに在外子会社の利益改善を推し進めた結果、大幅な増益が見込まれます。　 以上の状況から、2024年３月期通期の連結業績予想を上記のとおり修正いたします。

　　 当社グループは、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要施策のひとつとして位置付けております。財務体質を強化しつつ事業の成長を図り、業績に裏付けされた成果の配分を株主の皆様に行うことを基本方針とし、１株当たりの配当の向上に努め、配当性向30％を目安に安定的な配当を目指しております。　 上記基本方針に基づき、2024年３月期通期連結業績予想の修正を踏まえ、当期末の１株当たりの配当予想を当初の45円から10円増配し、55円に修正することといたしました。(注) 上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成しております。実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。