昨年度は当初の業績目標より５０％ほどしか達成できず、業績の下方修正がこまめに続き、株価も日経平均が１万円を回復した３月以外は低迷しました。
　原因の一部は原油価格にあります。製品価格もそうだけど化学大手は原油から精製されるナフサなどの原料価格に業績が左右される。
　5月４日（金）のNYダウでは３ヶ月半ぶりに原油先物が１バレル１００ドルを切りました。
　原油価格は中東（イラン情勢）の安定が不可欠ですが世界的に右肩上がりの投機的な相場形成には危惧を抱きますね。
　日本の総合化学大手でこの規模でのこの株価は総合化学の業種では三井化学も東ソーもそうだけど安値と言わざるを得ない。
　毎年、三菱ケミカルの株主総会では低迷した株価の回復が議題に上るほどだ。
今年は再度、一時的にも円高へ向かうようなら三菱系企業へのM&Aに期待したいね。