ＪＳＲが後場マイナスに転じる、第１四半期２ケタ減益を嫌気

　ＪＳＲ<4185.T>が後場に入りマイナスに転じてきた。午後１時ごろに発表した第１四半期（４～６月）連結決算が、売上高９６０億６９００万円（前年同期比４．７％増）、営業利益８１億３１００万円（同１２．７％減）、純利益５３億７３００万円（同２１．９％減）と２ケタ減益となったことが嫌気されている。スマートフォンやタブレット向け需要の拡大で半導体材料が好調に推移したが、合成ゴム事業で国内履き替え用タイヤを中心に自動車タイヤ生産が前年を下回ったことに加えて市況が低迷したことや、合成樹脂事業で原料価格が上昇したことなどが利益を圧迫した。
　なお、１５年３月期通期業績予想は、売上高４１００億円（前期比４．０％増）、営業利益３８０億円（同５．４％増）、純利益２８０億円（同１１．２％増）の従来予想を据え置いている。

ＪＳＲの株価は１３時２５分現在１７５１円（▼３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）