決算マイナス・インパクト銘柄・引け後 … 中外薬、ＪＳＲ、キヤノン電 (4月25日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある銘柄である。株価が決算発表前日の4月22日から25日の決算発表を経て26日大引け現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　石塚硝 <5204>
　22年3月期の連結経常利益は前の期比2.4倍の27.9億円に拡大したが、23年3月期は前期比71.3％減の8億円に大きく落ち込む見通しとなった。

▲No.2　キヤノン電 <7739>
　22年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比37.8％減の13.4億円に落ち込み、通期計画の81.5億円に対する進捗率は16.5％にとどまり、5年平均の28.4％も下回った。

▲No.5　日車両 <7102>
　22年3月期の連結経常利益は前の期比32.1％減の63.1億円に落ち込み、23年3月期も前期比16.1％減の53億円に減る見通しとなった。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<5204> 石塚硝 　　　　東Ｓ　　 -9.04 　　4/25　本決算　　　-71.34
<7739> キヤノン電 　　東Ｐ　　 -7.65 　　4/25　　　1Q　　　-37.77
<4519> 中外薬 　　　　東Ｐ　　 -6.79 　　4/25　　　1Q　　　189.86
<4185> ＪＳＲ 　　　　東Ｐ　　 -5.87 　　4/25　本決算　　　 24.12
<7102> 日車両 　　　　東Ｐ　　 -3.56 　　4/25　本決算　　　-16.10

<4973> 日本高純度 　　東Ｐ　　 -3.40 　　4/25　本決算　　　　0.82
<6663> 太洋工業 　　　東Ｓ　　 -1.72 　　4/25　　　1Q　　　　赤転

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした26日大引け株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。

株探ニュース