557円
ココナラのニュース
■業績動向
2. 財務状況と経営指標
ココナラ<4176>の2022年8月期末の総資産は前期末比268百万円減少の4,327百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が64百万円増加した一方で、現金及び預金が267百万円減少した。また、固定資産では有形固定資産が5百万円増加したほか、ソフトウェア資産を10百万円、投資有価証券を419百万円それぞれ計上した。投資有価証券はココナラスキルパートナーズで運用するファンドの投資先株式となる。
負債合計は前期末比159百万円増加の1,889百万円となった。未払法人税及び未払消費税等が124百万円減少した一方で、「ココナラ」の流通高増加に伴って前受金が156百万円、預り金が175百万円それぞれ増加※した。純資産合計は前期末比108百万円増加の2,437百万円となった。親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金の損失額が496百万円拡大したものの、資本金及び資本剰余金がそれぞれ73百万円増加したほか、ココナラスキルパートナーズに係る被支配株主持分437百万円の計上が増加要因となった。
※「ココナラ」ではエスクロー決済を導入しており、サービスの購入者から一旦購入代金を同社が預かり、サービスの納品完了が確認されてから、出品者に購入代金が支払われる。サービスの納品完了前の状態のものは預り金として、納品後の状態のものは前受金としてそれぞれ計上している。
経営指標については、財務の健全性を表す自己資本比率が前期末の57.4%から45.8%に低下したが、マーケティング費用など先行投資を実施したことが要因となっている。当面はココナラ経済圏をさらに拡大していくための投資を継続する方針のため、自己資本比率は低下傾向が続くものと予想されるが、現金及び預金が30億円程度と当面の事業活動を行うために必要な資金は十分確保されていると考えられる。また、将来的にM&Aなど事業拡大に向けてまとまった資金需要が発生し、財務基盤の強化が必要と判断される場合にはファイナンス戦略も検討するとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<SI>
2. 財務状況と経営指標
ココナラ<4176>の2022年8月期末の総資産は前期末比268百万円減少の4,327百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では売掛金が64百万円増加した一方で、現金及び預金が267百万円減少した。また、固定資産では有形固定資産が5百万円増加したほか、ソフトウェア資産を10百万円、投資有価証券を419百万円それぞれ計上した。投資有価証券はココナラスキルパートナーズで運用するファンドの投資先株式となる。
負債合計は前期末比159百万円増加の1,889百万円となった。未払法人税及び未払消費税等が124百万円減少した一方で、「ココナラ」の流通高増加に伴って前受金が156百万円、預り金が175百万円それぞれ増加※した。純資産合計は前期末比108百万円増加の2,437百万円となった。親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金の損失額が496百万円拡大したものの、資本金及び資本剰余金がそれぞれ73百万円増加したほか、ココナラスキルパートナーズに係る被支配株主持分437百万円の計上が増加要因となった。
※「ココナラ」ではエスクロー決済を導入しており、サービスの購入者から一旦購入代金を同社が預かり、サービスの納品完了が確認されてから、出品者に購入代金が支払われる。サービスの納品完了前の状態のものは預り金として、納品後の状態のものは前受金としてそれぞれ計上している。
経営指標については、財務の健全性を表す自己資本比率が前期末の57.4%から45.8%に低下したが、マーケティング費用など先行投資を実施したことが要因となっている。当面はココナラ経済圏をさらに拡大していくための投資を継続する方針のため、自己資本比率は低下傾向が続くものと予想されるが、現金及び預金が30億円程度と当面の事業活動を行うために必要な資金は十分確保されていると考えられる。また、将来的にM&Aなど事業拡大に向けてまとまった資金需要が発生し、財務基盤の強化が必要と判断される場合にはファイナンス戦略も検討するとしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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