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ココナラのニュース
■業績動向
1. 2022年8月期第2四半期累計業績の概要
ココナラ<4176>の2022年8月期第2四半期累計の連結業績は、営業収益で前年同期比43.0%増の1,787百万円、営業損失で448百万円(前年同期は127百万円の利益)、経常損失で447百万円(同113百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失で447百万円(同112百万円の四半期純利益)となった。「ココナラ」の流通高は同35.3%増の5,950百万円と同社想定レンジの上限に近い水準で推移し、営業収益は過去最高を更新した。TVCM等の積極的なマーケティング投資を実施したことで営業損失となったが、TVCM関連費用661百万円を除いたベースでは黒字を維持している。また、当第2四半期末の登録会員数は前期末比15.0%増の279万人に拡大しており、TVCM実施の効果も確認されている。
サービス別の営業収益で見ると、「ココナラ」が前年同期比38.9%増の1,615百万円、「ココナラ法律相談」が同113.5%増の172百万円となった。また、2022年8月期より新たに開示したサービス別の損益では、「ココナラ」が432百万円の損失、「ココナラ法律相談」が12百万円の損失となっており、新設したココナラスキルパートナーズについては2百万円の損失を計上した。ココナラスキルパートナーズについては全体の業績に与える影響は軽微と見られる。
(1) 「ココナラ」の動向
2022年8月期第2四半期累計の流通額をカテゴリ別で見ると、制作・ビジネス系が前年同期比45.2%増の3,570百万円、相談・プライベート系が同22.7%増の2,379百万円といずれも2ケタ成長となった。特に制作・ビジネス系については、「ココナラ」の認知度が向上していることに加えて、2021年8月に法人の利用促進を図るための各種機能を揃えた専用サイト「ココナラビジネス」※を立ち上げたことも高成長につながっていると考えられる。一方、相談・プライベート系についても主力の「占い」系のほか、TVCM効果によりレッスン系のサービスなども伸長した。
※「ココナラ」の中からビジネス利用に特化した230超のサービスをラインナップし、一定品質以上の評価を獲得している出品者を掲載。法人でも利用しやすいように、組織・チームで仕事を進めるうえで便利な「チーム管理・連携機能」や「プロジェクト管理機能」を実装したほか、請求書払いや源泉徴収計算、請求書・領収書のオンライン発行等にも対応している。
流通高を購入UU数と1人当たり購入額に分解してみると、当第2四半期は購入UU数で前年同期比22.1%増の143千人、1人当たり購入額で同10.7%増の20,945円といずれも増加基調が続いている。1人当たり購入額の上昇については、平均購入額が相対的に高い制作・ビジネス系の成長がけん引したと考えられる。
テイクレート(営業収益÷流通高)について見ると27.1%と前年同期の26.4%から若干上昇している。2021年4月以降、手数料率を25%に統一した際に(電話相談は約50%)、販売額5万円超の取引の手数料率を段階的に下げる仕組みが撤廃されたことが要因と見られる。長期的に見れば、流通額の拡大とともに25%台まで緩やかに低下していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
<EY>
1. 2022年8月期第2四半期累計業績の概要
ココナラ<4176>の2022年8月期第2四半期累計の連結業績は、営業収益で前年同期比43.0%増の1,787百万円、営業損失で448百万円(前年同期は127百万円の利益)、経常損失で447百万円(同113百万円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失で447百万円(同112百万円の四半期純利益)となった。「ココナラ」の流通高は同35.3%増の5,950百万円と同社想定レンジの上限に近い水準で推移し、営業収益は過去最高を更新した。TVCM等の積極的なマーケティング投資を実施したことで営業損失となったが、TVCM関連費用661百万円を除いたベースでは黒字を維持している。また、当第2四半期末の登録会員数は前期末比15.0%増の279万人に拡大しており、TVCM実施の効果も確認されている。
サービス別の営業収益で見ると、「ココナラ」が前年同期比38.9%増の1,615百万円、「ココナラ法律相談」が同113.5%増の172百万円となった。また、2022年8月期より新たに開示したサービス別の損益では、「ココナラ」が432百万円の損失、「ココナラ法律相談」が12百万円の損失となっており、新設したココナラスキルパートナーズについては2百万円の損失を計上した。ココナラスキルパートナーズについては全体の業績に与える影響は軽微と見られる。
(1) 「ココナラ」の動向
2022年8月期第2四半期累計の流通額をカテゴリ別で見ると、制作・ビジネス系が前年同期比45.2%増の3,570百万円、相談・プライベート系が同22.7%増の2,379百万円といずれも2ケタ成長となった。特に制作・ビジネス系については、「ココナラ」の認知度が向上していることに加えて、2021年8月に法人の利用促進を図るための各種機能を揃えた専用サイト「ココナラビジネス」※を立ち上げたことも高成長につながっていると考えられる。一方、相談・プライベート系についても主力の「占い」系のほか、TVCM効果によりレッスン系のサービスなども伸長した。
※「ココナラ」の中からビジネス利用に特化した230超のサービスをラインナップし、一定品質以上の評価を獲得している出品者を掲載。法人でも利用しやすいように、組織・チームで仕事を進めるうえで便利な「チーム管理・連携機能」や「プロジェクト管理機能」を実装したほか、請求書払いや源泉徴収計算、請求書・領収書のオンライン発行等にも対応している。
流通高を購入UU数と1人当たり購入額に分解してみると、当第2四半期は購入UU数で前年同期比22.1%増の143千人、1人当たり購入額で同10.7%増の20,945円といずれも増加基調が続いている。1人当たり購入額の上昇については、平均購入額が相対的に高い制作・ビジネス系の成長がけん引したと考えられる。
テイクレート(営業収益÷流通高)について見ると27.1%と前年同期の26.4%から若干上昇している。2021年4月以降、手数料率を25%に統一した際に(電話相談は約50%)、販売額5万円超の取引の手数料率を段階的に下げる仕組みが撤廃されたことが要因と見られる。長期的に見れば、流通額の拡大とともに25%台まで緩やかに低下していくものと予想される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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