日本化が続伸、好業績、材料性、株主還元高姿勢で３００円地相場へ

　日本化学工業<4092.T>が続伸。株価は第１四半期の好決算を受けて８月５日にマドを開けて急伸、その後も売り物を吸収し、３００円台を地相場とする展開に入っている。リン製品、クロム塩類など無機薬品メーカーで、スマートフォンや自動車向け電子セラミック材料が会社側想定を上回る状況で収益に寄与している。環境や土木関連も好調。１６年３月期は前期比２円増配の５円配当（上期２円・期末３円）を計画するなど株主還元姿勢も強い。一方、放射性セシウムや放射性ストロンチウムを同時に除去できる吸着剤を開発していることで放射能除染関連としてのテーマ性も持つ。

日本化の株価は１０時４４分現在３０９円（△１０円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）