2,613円
エア・ウォーターのニュース
~ 必要な時期に、必要な場所で急速冷却することで採れたての鮮度を保ち食品ロスを削減 ~
当社は、産業ガス事業で培った極低温技術と液体窒素の冷熱を利用して青果物等を急速に冷却できるシステムを開発しましたのでお知らせいたします。今後、ご協力いただける産地や事業者にて鮮度保持の実証試験を開始します。
1.「急速冷却システム」開発の経緯、目的
当社グループは、スマート農業技術や加工・物流機能の強みを活かした新たなビジネスモデルの創出を通じて、地域農業の振興、食料自給率の向上、食品ロス低減などSDGs達成に向けた取り組みを進めています。
近年の地球温暖化に伴う気候変動は、青果物の収穫にも大きな影響を及ぼしており、特に夏場の高温は収穫後の青果物を劣化させ、鮮度を落とす主要因となっています。鮮度を保持するには収穫した青果物をなるべく早く冷却し、青果物そのものの呼吸を抑制することが重要です。設備の整った一部の産地では集荷場に固定式の予冷設備を備え、生産者から運ばれてくる青果物を予冷したのち保冷車で出荷するケースがありますが、設備が高額であるにも関わらず稼働時期は収穫時期に限られ、また年間を通して高い電気代を負担しなければならない※という産地での課題がありました。
当社は祖業である産業ガス事業に加えて、青果物の栽培、流通、加工、販売をおこなうアグリ&フーズ事業やコールドチェーンを担う物流事業をグループ内に有することで、上記のような青果物の鮮度保持に関わる現場の課題を自らの経験として把握してきました。また、それら課題の解決のために、液体窒素の冷熱、極低温技術など、グループ事業が保有する豊富な経営資源を融合、有効活用することで今回の急速冷却システムを開発しました。
※ 電気式冷凍機がフルパワーで稼働する期間が、年間の電力の基本料金を決定する最大需要電力となるため
2.「急速冷却システム」の特長
このたび開発した急速冷却システムは、グループ会社であるエア・ウォーター北海道・産業ガス(株)の極低温技術を活用し、液体窒素の冷熱を短時間で効率的に青果物に供給できる可搬式装置です。
液体窒素式の場合、簡単な構造でマイナス196℃での蒸発潜熱と顕熱による大きな冷熱を供給することができます。この冷熱の活用により従来の機械式冷凍機では8時間かかる冷却時間が1時間まで短縮できたことを実験にて確認しております。
また、本システムは可搬式のため、酷暑期間中に小売店舗等のバックヤードでの一時的な仮設冷蔵庫としての活用も可能です。
「急速冷却ユニット」外観図
「急速冷却ユニット」外観写真
3.今後について
当社では新開発したこの急速冷却システムを複数基作成し、ご協力いただける産地や流通事業者を募集して実際に運用することで、本システムの効果を確認する実証試験を開始します。品種や収穫時期ごとに異なる青果物の鮮度保持条件を最適化してレシピとすることで、本システムの利用を拡大していきます。
将来的には急速冷却システムの自社運用だけでなく、産地の要望に応じた本システムのレンタルや青果物流通企業への販売のほか、急速冷却システム向け液体窒素の販売、産地予冷を活かした海外への国産青果物の輸出、鮮度の良い原料を用いた高級食材への加工といった幅広い事業展開を目指していきます。
当社は、グループ内にさまざまな事業を持つ強みを活かしたシナジーを創出することで、新鮮な食材を消費者の皆様にお届けして健康増進をサポートし、鮮度保持によって食品ロスをできる限り抑えるなど、社会課題の解決に取り組んでいきます。
当社は、産業ガス事業で培った極低温技術と液体窒素の冷熱を利用して青果物等を急速に冷却できるシステムを開発しましたのでお知らせいたします。今後、ご協力いただける産地や事業者にて鮮度保持の実証試験を開始します。
1.「急速冷却システム」開発の経緯、目的
当社グループは、スマート農業技術や加工・物流機能の強みを活かした新たなビジネスモデルの創出を通じて、地域農業の振興、食料自給率の向上、食品ロス低減などSDGs達成に向けた取り組みを進めています。
近年の地球温暖化に伴う気候変動は、青果物の収穫にも大きな影響を及ぼしており、特に夏場の高温は収穫後の青果物を劣化させ、鮮度を落とす主要因となっています。鮮度を保持するには収穫した青果物をなるべく早く冷却し、青果物そのものの呼吸を抑制することが重要です。設備の整った一部の産地では集荷場に固定式の予冷設備を備え、生産者から運ばれてくる青果物を予冷したのち保冷車で出荷するケースがありますが、設備が高額であるにも関わらず稼働時期は収穫時期に限られ、また年間を通して高い電気代を負担しなければならない※という産地での課題がありました。
当社は祖業である産業ガス事業に加えて、青果物の栽培、流通、加工、販売をおこなうアグリ&フーズ事業やコールドチェーンを担う物流事業をグループ内に有することで、上記のような青果物の鮮度保持に関わる現場の課題を自らの経験として把握してきました。また、それら課題の解決のために、液体窒素の冷熱、極低温技術など、グループ事業が保有する豊富な経営資源を融合、有効活用することで今回の急速冷却システムを開発しました。
※ 電気式冷凍機がフルパワーで稼働する期間が、年間の電力の基本料金を決定する最大需要電力となるため
2.「急速冷却システム」の特長
このたび開発した急速冷却システムは、グループ会社であるエア・ウォーター北海道・産業ガス(株)の極低温技術を活用し、液体窒素の冷熱を短時間で効率的に青果物に供給できる可搬式装置です。
液体窒素式の場合、簡単な構造でマイナス196℃での蒸発潜熱と顕熱による大きな冷熱を供給することができます。この冷熱の活用により従来の機械式冷凍機では8時間かかる冷却時間が1時間まで短縮できたことを実験にて確認しております。
また、本システムは可搬式のため、酷暑期間中に小売店舗等のバックヤードでの一時的な仮設冷蔵庫としての活用も可能です。
「急速冷却ユニット」外観図
「急速冷却ユニット」外観写真
3.今後について
当社では新開発したこの急速冷却システムを複数基作成し、ご協力いただける産地や流通事業者を募集して実際に運用することで、本システムの効果を確認する実証試験を開始します。品種や収穫時期ごとに異なる青果物の鮮度保持条件を最適化してレシピとすることで、本システムの利用を拡大していきます。
将来的には急速冷却システムの自社運用だけでなく、産地の要望に応じた本システムのレンタルや青果物流通企業への販売のほか、急速冷却システム向け液体窒素の販売、産地予冷を活かした海外への国産青果物の輸出、鮮度の良い原料を用いた高級食材への加工といった幅広い事業展開を目指していきます。
当社は、グループ内にさまざまな事業を持つ強みを活かしたシナジーを創出することで、新鮮な食材を消費者の皆様にお届けして健康増進をサポートし、鮮度保持によって食品ロスをできる限り抑えるなど、社会課題の解決に取り組んでいきます。
この銘柄の最新ニュース
エアウォータのニュース一覧- 前場に注目すべき3つのポイント~短期的な値幅取り狙いの動きが中心~ 2024/11/27
- (株)プリンテック 複合化が容易で、高耐熱、低熱膨張、低誘電を実現する次世代半導体パッケージ用高性能樹脂、コア基板を開発 2024/11/26
- 家畜ふん尿由来バイオメタンを雪印メグミルク(株)に供給 2024/11/14
- 決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … NTT、日本製鉄、テルモ (11月7日発表分) 2024/11/08
- 2025年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結) 2024/11/07
マーケットニュース
- <動意株・28日>(大引け)=タカラトミー、岡本硝子、エイビックなど (11/28)
- 日経平均28日大引け=3日ぶり反発、214円高の3万8349円 (11/28)
- 米国株見通し:28日の米株式市場は休場になります (11/28)
- きょうのIPOの終値、ククレブは初値を下回る1068円で取引終える (11/28)
おすすめ条件でスクリーニングされた銘柄を見る
エア・ウォーターの取引履歴を振り返りませんか?
エア・ウォーターの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。