イビデンが連日の年初来高値更新、引き続き需要先の米インテル社の好決算を材料視

　イビデンが出来高を伴い４日続伸。後場に入って、１３５円高の３５３５円まで買われ、連日の年初来高値更新。ＩＣパッケージとプリント配線板のトップ。半導体パッケージの最大の需要先である米インテル社が、現地時間１３日に１０年１－３月期連結決算で、前年同期比４４％の増収、３．９倍の純増益という好決算を発表。株価もにぎわったことが引き続き材料視されている。

　実際、足元の業績は、ＩＣパッケージの需要復調を主因に、会社側が１０年３月期の連結業績を２月３日に上方修正。営業利益は前期比７７％増の１８８億円としたが、三菱ＵＦＪ証券は４月１２日付で、同社の１０年３月期の連結営業利益を、会社側見込みを上回る２１０億円（前期比９８．１％増）と、さらに上方修正している。また、１１年３月期の連結営業利益を、前期の同証券予想比で倍増の４２０億円と試算している。

　連日の年初来高値更新だが、１１年３月期の業績大幅続伸見込みを織り込み始めたといえ、さらなる上値を試す公算が大きい。ただ、日足と２５日移動平均線とのプラスカイ離が１０％以上に拡大しており、新規投資はこの点に注意が必要だろう。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

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