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キオクシア神話の源泉、AIデータセンター爆需で化ける「次の5銘柄」 <株探トップ特集>

配信元:株探
投稿:2026/02/14 19:30

―1兆ドル市場が待つ! AIDC向け電子部品や周辺装置で変貌する銘柄群を追う―

 生成AIが加速度的な進歩を遂げるなか、膨大化する情報への対応と計算資源の確保が重要課題となっており、そのインフラとして世界的にAIデータセンター への投資が熱を帯びている。生成AIの学習や推論において使われる計算資源は、これまでのクラウドを経由したサービスと比較して数百倍のボリュームが必要ともいわれる。それに見合うだけのGPU(画像処理半導体)やHBM(高帯域メモリー)をはじめとしたAI半導体を高密度に搭載したサーバーを用意する必要があり、これらの集積地がいわゆるAIデータセンターということになる。AIデータセンターの市場規模は2030年にグローバルベースで1兆ドル(約153兆円)に近い水準まで急成長するという試算もあり、株式市場でも関連銘柄は中長期的にスポットライトを浴びることが必至だ。

●ソフトウェア関連株を襲った地殻変動

 足もと米国株市場ではソフトウェア関連株への売り圧力が顕在化している。新興AIのアンソロピックが法人向けに開発した高度なAIエージェント機能を付加した自動化ツールが、法務や財務分析といった専門的な分野にも対応することが明らかとなり、業務効率化ソフトを凌駕し、こうしたサービスをクラウド経由で提供する企業の仕事を奪うというコンセプトがマーケットを揺るがした。

 米セールスフォースやアドビ、ファクトセットといったクラウド関連企業の株価が大きく売り込まれ、これはハイテクセクター全般へのリスク回避ムードにつながった。ここ最近のナスダック総合株価指数の下落は、このアンソロピック・ショックの影響も如実に反映されたことは言うまでもない。AIデータセンターに関しては、クラウドサービスを提供する多くの企業が淘汰された場合、過剰投資懸念がまたぞろ浮上してくるという見方も出てきた。

●「リメンバー・ディープシーク」

 しかし、これはおそらく行き過ぎた不安心理がもたらしたパニック売りの要素も多分にあると思われる。これと似た騒動は昨年1月に起こった「ディープシーク・ショック」があるが、当時はエヌビディアが記録的な急落をみせるなど波乱を呈し、周辺銘柄にも売りが波及したものの、その後は結局、売り方が全面的に担がれる踏み上げ相場の嵐となった。状況的には似ているが、ディープシークの時はAIインフラ(=ハード)に対する警鐘で、今回のアンソロピックがもたらした衝撃波はクラウドサービス企業(=ソフト)がターゲットとなっている。もちろん、このハードとソフトは表裏一体の部分があり、どちらが変調をきたしてもネガティブに干渉し合う可能性は高い。しかし、それを考慮したうえで「アンソロピック・ショック」で個別に退場を余儀なくされる企業が相次いでも、AIデータセンターという領域を水浸しにするようなことはないと断言できる。

 AIエージェントが高機能化するに従い、それを提供するAIモデルには膨大な計算資源が必要になるため、仮にクラウド関連企業の数が減少したとしても、AIデータセンターへのニーズが低減するという方程式は成り立たない。ともすればSaaS関連企業が全滅するというような間違った観念が広範囲に狼狽売りを誘っているとすれば、むしろ今は売られ過ぎた銘柄を選別して拾うチャンスが訪れているといってもよい。

●キオクシアの驚異的人気が示唆するもの

 週末13日の東京株式市場では、日経平均株価やTOPIXが波乱含みの下落となったが、NAND型フラッシュメモリー大手のキオクシアホールディングス <285A> [東証P]は一頭地を抜く大商いで株価も逆行高を演じた。同社はその前日の12日に26年3月期業績について、連結最終利益が前期比67~89%増の4537億~5137億円になりそうだと発表。これは事前の市場コンセンサスのはるか上をいく内容で、虎視眈々と待機していた投資マネーにもポジティブサプライズとなった。収益の牽引役となったのは、周知の通りAIサーバー向けNANDメモリーの需要拡大と、それに付随する販売単価の上昇であった。かつてキオクシアの業績は、スマートフォンやパソコン向けの需要動向に左右されていたが、現在はAIサーバーの記憶装置であるSSD用途が同社の収益成長の源泉となっている。文字通りAIデータセンター爆需がキオクシアの業績を様変わりさせたのだ。

 この日の日経平均は大引けで700円近い下げを余儀なくされたが、それを横目にキオクシアは一時3200円あまりの急騰で2万4420円の上場来高値を形成。売買代金も1銘柄で1兆3000億円台という歴代最高水準をこなした。もはやAIデータセンター関連の象徴株としてのポジションを不動のものとしている。株式市場もこの「キオクシア・エフェクト」を引き継いで、AIデータセンターが創出する爆発的な需要で潤う銘柄群にマーケットの視線が向かうことになりそうだ。高市早苗首相が掲げる17の戦略分野においても、「AI・半導体」は筆頭格ともいえる重点投資対象であることを忘れてはならない。

 今回のトップ特集では、AIデータセンターが生む爆需によってかつてない成長シナリオが浮かび上がってきた電子部品や周辺装置メーカーに焦点を合わせ、中長期的に株価変貌余地の大きい5銘柄を厳選エントリーした。

●更なる成長ストーリーが待つ刮目の5銘柄

イビデン <4062> [東証P]

 イビデンはICパッケージの世界トップメーカーでグローバル企業として不動の存在感を示す。インテル向けのトップサプライヤーとして有名だが、近年は生成AI市場の拡大とともにエヌビディア向けで需要獲得が進み、エヌビディアの手掛けるAI半導体向けICパッケージで直近8割近いシェアを確保しているとみられており、つれて海外投資家からの注目度も高まっている。ICパッケージ基板の高多層化や配線の微細化、実装性の高さなどで他社と一線を画す。インテル向けでも新基板開発に向けた取り組みをスタートさせているもよう。26年3月期は売上高が前期比14%増の4200億円、営業利益は同28%増の610億円を見込んでいる。27年3月期についても成長トレンドに変化は見られず、2ケタの利益成長は継続する公算が大きい。営業利益は23年3月期の723億6200万円を上回り、過去最高を更新する可能性がある。

 株価は2月4日に大幅安に売られたが、その前日に開示された決算内容は良好だったものの、目先材料出尽くしとみた利益確定の動きが反映された。しかし、逆に買い場を提供する形となり、その後は切り返しに転じている。MSCI入れ替えでは新規採用銘柄となりインデックス買い需要が発生。直近、1月22日の最高値8680円奪回を果たしたが、これは通過点に過ぎず、来期予想される一段の収益成長を先取りして上値指向が続きそうだ。

ニッポン高度紙工業 <3891> [東証S]

 高度紙は電気絶縁用セパレーターの専業大手で、売上高構成比の100%をセパレーターで占めており、このうちの8割が付加価値の高いアルミ電解コンデンサー用である。同社は世界シェアも6割前後というグローバル・ニッチトップの典型であり、競合他社を大きく引き離している。近年の生成AI市場の急成長を背景にAIデータセンター内のサーバー電源や電力供給設備向けで、アルミ電解コンデンサーの需要が強烈な伸びを示している。つれて同社が製造するセパレーターも需要が沸騰している状況だ。世界中でAIデータセンターの建設がこれから加速していくことが予想されるなか、それに比例する形で同社の業績も引き上げられるというシナリオの確度は高い。26年3月期は営業利益段階で前期比26%増の31億円を予想するが、27年3月期も2ケタの利益成長が有力視される。株主への配当も、22年3月期を境に増配指向の強さが目立っていることはポイントとなる。

 1月15日に3750円の昨年来高値をつけたものの、その後は伸び切れず下値を探ったが、今月初旬に75日移動平均線を足場にリバウンド局面に移行した。時価3400円近辺で踊り場を形成しているが、ここは強気に対処してみたい。3400円から上は滞留出来高が急減するため、株式需給面で上値を追いやすい。また、短期波動でも5日・25日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫るなどテクニカル的にも注目できる。

北川精機 <6327> [東証S]

 北川精機はプリント基板の真空プレス機の製造・販売を主力事業として手掛けるが、その商品競争力はグローバルベースでも首位に位置し、売上高に占める海外比率も過半を占めている。そして、同社にもAIデータセンターの建設ラッシュを背景に強力な追い風が吹いている。GPUを搭載するAIサーバー向けに高多層・高性能なプリント基板材料である銅張積層板(CCL)の需要が急膨張していることから、CCL成形用真空大型プレス機への引き合いが活発となり、今後中期的に受注拡大の恩恵を享受しそうだ。足もとの業績も堅調で26年6月期上期(25年7~12月)はトップラインこそ減収ながら、営業利益は前年同期比2割近い伸びで5億600万円を達成。通期見通しも、既に従来予想の6億6000万円から8億1000万円(前期比30%増)に増額されているが、一段の上振れが意識される。株主還元にも抜かりなく21年6月期の復配後は毎期着実に増配を繰り返している。

 株価は1月27日に1129円の上場来高値をつけた後、調整を強いられたがその後の切り返しが鮮烈。15倍台のPERに割高感はなく、波状的な買い攻勢で下値切り上げ波動が続きそうだ。既に年初から株価は動兆しているものの、株式需給面では信用買い残が28万株程度と増加しておらず上値は軽い。1129円をクリアして1100円台半ばまで上昇したことは、戻り売り圧力のない青空圏への突入を意味し、意外高に進む可能性も。

山洋電気 <6516> [東証P]

 山洋電は機械設備向けサーボモーターや通信機器向け冷却ファンを主力展開し、電力インフラで必須の電源装置なども手掛ける。AIデータセンターでは大量の半導体チップが稼働する際に高水準の電力を消費するが、その時に発生する熱対策として冷却ファンへの引き合いが活発だ。特にAIサーバーなどを冷却する際の最重要コンポーネントとして、同社が手掛ける外付け型の大型冷却ファンの需要が旺盛で収益拡大に貢献している。このほか、サーボモーターも好調で業績への寄与度が大きい。26年3月期はトップライン、利益面ともに回復色が鮮明で、営業利益は前期比46%増の115億5000万円と大幅な伸びを見込む。27年3月期も増収増益基調は続き、営業利益は過去最高だった23年3月期の134億2100万円に迫る可能性がある。また、同社は物言う株主のストラテジックキャピタルが大株主となっているが、一段と買い増し姿勢を強めていることも注目される。

 株価は昨年9月29日の株式3分割後に、下値切り上げトレンドに突入し直近2月12日に上場来高値4815円をつけている。因縁玉の戻り売りを浴びることがないゾーンで、早晩5000円台での活躍が視界に入りそうだ。アクティビストによる買い増しが続くなか、株主還元策の強化や企業価値向上に向けた思惑が、中期的に株高を後押しすることが予想されるだけに、目先の押し目は強気に対処して報われそうだ。

日本電波工業 <6779> [東証P]

 日電波は水晶振動子や水晶機器など水晶デバイス専業メーカーとして世界屈指の技術力を有し、商品シェアも世界首位を誇る。売上高の85%は海外で上げている。車載用水晶デバイスを主力とするが、近年はAIデータセンター向け高付加価値品の需要が拡大しており期待が大きい。AIデータセンターでは、電気信号と光信号を相互変換する光トランシーバーが必須デバイスであり、これがスイッチやサーバー間を結ぶ役割を担うが、同社の水晶製品はこの光トランシーバー内で使われている。また、AI半導体を搭載したAIサーバー基板にも不可欠で幅広く貢献している。26年3月期は車載用水晶デバイスが欧州向けで不振だったほか、スマートフォン向けも低調で営業利益段階で前期比3割減となる32億円を見込んでいるが、27年3月期は風向きが変わる。AIデータセンター向け需要を商機と捉え量産体制の構築に取り組んでおり、軌道に乗れば業績急回復が期待できる。

 昨年10月21日に1234円の昨年来高値をつけた後、大きく調整を強いられ900円台前半まで売られたが、昨年12月下旬を境に再びトレンドが変わり、直近2月10日に1143円の戻り高値を形成。その後は第3四半期決算発表を受け大きく値を下げたものの、今期の業績悪はおおむね織り込み、来期に視線が向かう時間帯に入った。PBR0.7倍台で配当利回りも3%前後あり、900円台の押し目は買い溜めておく好機といえる。

株探ニュース
配信元: 株探

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