トクヤマが急落、減損損失計上で１５年３月期の最終損益を大幅赤字へ修正

　トクヤマ<4043.T>が急落。同社は１０月３１日取引終了後に今１５年３月期第２四半期累計（４～９月）決算を発表。連結売上高で従来予想の１４４０億円に対して１４３８億８０００万円（前年同期比６．６％増）、営業利益で１００億円から１０５億９０００万円（同３５．６％増）、最終損益で６０億円の黒字から８０５億４００万円の赤字（前年同期実績４５億１８００万円の黒字）となり、最終損益では大幅な赤字となったことが嫌気されている。半導体関連製品は堅調に推移しているものの、マレーシア製造設備での減損損失など合計８６０億円を特別損失として計上した影響がでる。
　通期についても売上高で従来予想の３００５億円から３０９０億円（前期比７．５％増）へ、営業利益で１８５億円から２１０億円（同３．６％増）へ、最終損益で９５億円の黒字から７５０億円の赤字（前期実績１０２億１８００万円の黒字）へ修正、最終損益では大幅な赤字に引き下げた。配当も中間、期末ともに無配（前期は中間、期末とも３円の年間６円）となる。

トクヤマの株価は１０時２４分現在２５５円（▼６４円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）