チェンジホールディングスのニュース
~NEW-ITでビジネスフロントを革新し、パブリテックで成長を加速~
【ポイント】
・10月に子会社トラストバンク(TB)の持株比率を70%から100%に引き上げて、完全子会社とする。株式交換方式なので、のれん償却などの追加コストは発生しない。TBの利益がフルに連結に反映されるので、2021年9月期の連結純利益は一段と拡大しよう。
・ふるさと納税サイトでNo.1のトラストバンク(TB)は、全国の自治体に圧倒的なネットワークを有する。ここをベースにパブリテック(パブリックセクターのNew-IT)を推進している。ふるさとチョイスは順調に拡大しており、利益貢献を圧倒的に高めている。パブリテックのLoGoチャット、LoGoフォームなども新たに成長軌道に入りつつある。
・新型コロナ対応では、DX(デジタルトランスフォーメーション)のコンサルを、リモートワークやオンラインIT人材研修などへ切り替え、顧客ポートフォリオも運輸、小売、製造業から公共、情報通信、金融に入れ替えて、ビジネスを取りに行っている。
・2020年9月期は、会社公表の営業利益3400百万円(前年度1081百万円)を確実に超えてこよう。ふるさと納税が新しい制度で正常化する中、業界のリーダーとしての成果が顕在化している。日本の生産性の向上と地方創生への貢献が当社のESG、SDGsである。
・長期ビジョンのもと、中期3ヵ年計画を推進しており、日本のDX市場において、リーダーの地位を確立することを掲げている。第1フェーズとして2022年9月期に営業利益47億円(売上高営業利益率25%)を目指しているが、1年前倒しで達成できよう。
・セグメントは、①NEW-ITトランスフォーメーション事業、②投資事業、③パブリテック事業(トラストバンク+公共×IT)であるが、今後は地域通貨やブロックチェーンを活用した独自の公共フィンテック事業なども大きく伸びそうである。
・チェンジの経営の特長は、①経営スピードの速さ、②フラッグシップモデル戦略、③パートナー戦略、④ユースケース開発力にある。M&Aの成果で企業規模が断層的に拡大し、業績の拡大と共にROEも再び大きく上昇してこよう。次のM&Aも視野にある。人材も集まっており、成長の基盤は強い。企業価値の一層の向上が見込めるので、引き続き注目したい。
目 次
1.特色 New-ITトランスフォーメーションからパブリテックへ展開
2.強み 独自のフラッグシップモデルでブランドを高める
3.M&A トラストバンクを軸に、パブリテックが急拡大
4.中期経営計画 コロナショックに即応~DXで日本のリーダーを目指す
5.当面の業績 急成長を持続しよう
6.企業評価 次のM&Aにも注目
企業レーティング | A |
---|---|
株価 (2020年9月15日) |
9520円 |
時価総額 | 3003億円 (31.54百万株) |
PBR | 35.8倍 |
ROE | 20.4% |
PER | 193.5倍 |
配当利回り | 0.0% |
総資産 | 14979百万円 |
純資産 | 8375百万円 |
自己資本比率 | 46.8% |
BPS | 266.0円 |
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | EPS | 配当 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014.9 | 711 | 74 | 74 | 43 | 2.1 | 0 |
2015.9 | 1400 | 134 | 137 | 82 | 3.9 | 0 |
2016.9 | 1550 | 186 | 175 | 118 | 5.3 | 0 |
2017.9 | 1980 | 331 | 325 | 229 | 9.0 | 0 |
2018.9 | 2604 | 513 | 513 | 343 | 12.9 | 0 |
2019.9 | 7054 | 1081 | 959 | 378 | 13.1 | 0 |
2020.9(予) | 11500 | 3800 | 3700 | 1550 | 49.2 | 0 |
2021.9(予) | 17000 | 6500 | 6500 | 4000 | 119.5 | 0 |
2022.9(予) | 20000 | 8000 | 8000 | 5000 | 149.4 | 0 |
(2020.6ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想。2014.9期は決算期変更で6か月ベース。2016年7月末1:300、2018年6月末1:2、2018年12月末1:2、2020年8月末で1:2の株式分割を実施。それ以前のEPSは修正ベース。2018.9期までは単体、2019年9月期より連結ベース(日本基準)。 2020年10月にトラストバンクの100%子会社のために99.2万株の新株を発行予定。
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。
レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/Change202009.pdf
この銘柄の最新ニュース
チェンジHDのニュース一覧- 前日に動いた銘柄 part1 富士通ゼネラル、東京エレクトロン、日本マイクロニクスなど 今日 07:15
- 前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?― 今日 05:30
- 富士通ゼ、アステリア、東エレクなど 2025/01/07
- チェンジHD---大幅反発、ふるさと納税事業の進捗状況を好感 2025/01/07
- チェンジHDは3日ぶり反発、ふるさと納税事業の進捗状況を好感 2025/01/07
マーケットニュース
- 14時の日経平均は66円安の4万16円、TDKが21.21円押し下げ (01/08)
- 13時の日経平均は4円安の4万79円、TDKが18.5円押し下げ (01/08)
- アドテストが上場来高値、鴻海やサムスンの好決算受け買い戻し加速し実需買いも誘導 (01/08)
- 日経平均は77円安、ダウ平均先物底堅く安心感に (01/08)
おすすめ条件でスクリーニングされた銘柄を見る
チェンジホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
チェンジホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。