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デジタル・インフォメーション・テクノロジー---1Q増収増益、ソフトウエア開発事業が順調に推移

配信元:フィスコ
投稿:2021/11/10 15:33
デジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>は9日、2022年6月期第1四半期(21年7月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.3%増の37.16億円、営業利益が同3.6%増の4.21億円、経常利益が同3.6%増の4.22億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同5.4%増の2.94億円となった。

ソフトウエア開発事業の売上高は前年同期比9.1%増の35.83億円、セグメント利益(営業利益)は同3.7%増の4.14億円となった。ビジネスソリューション事業分野は、継続的に進めている事業ポートフォリオの見直しが功を奏し、コロナ禍でも売上・利益ともに順調に伸ばした。業務システム開発では、主力の金融系は長期従事者を中心に別部門にローテーションを進めたこと、また、医薬系が大きく伸びると共に流通、ERP関連の案件獲得も想定以上に進んだ。運用サポートでは、コロナ禍の影響が比較的小さいことに加え、クラウド基盤構築等のニーズに着実に対応し、拡大することができ、売上・利益ともに順調な伸びを示した。エンベデッドソリューション事業分野のうち組込みシステム開発では、自動車向け半導体が大きく伸び、前年を上回った。また、モバイル系、家電系を含めたIoT関連は着実に拡大することができた。また、組込みシステム検証では、5G関連が引き続き好調に推移すると共に医薬系も大きく伸びた。自社商品事業分野は、コロナ禍の影響による商談面の制約はあったが、前年を上回る結果となった。サイバーセキュリティビジネスについては、WebARGUSがライセンス売上の積上げにより売上・利益共に堅調な伸びを示した。また、外部サイバーセキュリティ専門会社との協業を進めるなど、WebARGUSを核としたトータルセキュリティサービスのラインナップ拡充に努め、拡販を進めた。業務効率化ビジネスは、既存顧客の他部署への横展開を推進し、売上・利益共に伸ばした。また、xoBlosプラスワン構想の推進に継続して努め、商品力を強化した。コロナ禍のニューノーマルな社会に対応する電子契約のアウトソーシング型サービス「DD-CONNECT」(ディ・ディ・コネクト)の引合いが徐々に増えている。2021年9月15日には自社商品として、ホームページ作成プラットフォーム「shield cms」(シールドシーエムエス)をリリースした。

システム販売事業の売上高は同10.2%減の1.35億円、セグメント利益(営業利益)は同2.8%減の0.07億円となった。カシオ計算機<6952>製中小企業向け業務・経営支援システム「楽一」を主力とする販売ビジネスにおいて、対面販売がメインとなる商品であるため、コロナ禍による影響を受け、前年比では売上高及びセグメント利益ともに減少した。

2022年6月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.0%増の156.00億円、営業利益が同10.3%増の19.00億円、経常利益が同9.8%増の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同10.2%増の13.18億円とする期初計画を据え置いている。


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配信元: フィスコ

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