モバファク、今期最終を一転赤字に下方修正

　モバイルファクトリー <3912> [東証Ｓ] が12月15日大引け後(17:00)に業績修正を発表。23年12月期の連結最終損益を従来予想の6億2100万円の黒字→6700万円の赤字(前期は5億5800万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。ただ、通期の連結経常利益は従来予想の8億9600万円→9億1600万円(前期は8億6500万円)に2.2％上方修正し、増益率が3.6％増→5.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結最終損益も従来予想の2億9300万円の黒字→3億9500万円の赤字(前年同期は3億1100万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年１月27日付「2022年12月期　決算短信〔日本基準〕(連結)」において公表した2023年12月期の通期連結業績予想に対して、親会社株主に帰属する当期純利益（当期純損失）に関しましては、上記１．に記載のとおり、減損損失を計上することにより、前回予想を大きく下回り当期純損失となる見込みとなりましたので、通期連結業績予想の修正をいたします。　なお、売上高に関しましては、主力のモバイルゲーム事業の位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ！」が牽引し、過去最高を更新するとともに上回る見込みです。営業利益及び経常利益に関しましては、Suishow株式会社の取得にともなうのれん償却費等が発生した一方で、モバイルゲーム事業及びブロックチェーン事業の広告宣伝費減少等により上回る見込みです。　また、配当金につきましては、前回予想のとおり１株当たり期末配当８円を予定しております。