• 通期経常利益計画を43.8％下方修正…
• 3Q累計売上高は8％減と2期連続で減少…
• 3Q累計は3期ぶり最終黒字

※売上高・経常利益・最終利益の総合的な評価をお天気で表現しています。「晴れ」に近づくほど高評価となります。
「晴れ」、「曇り時々晴れ」、「曇り」、「雨」、「雷」。

　三菱製紙 <3864> [東証Ｐ] が2月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比37.6％減の27億円に落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の80億円→45億円(前期は70.9億円)に43.8％下方修正し、一転して36.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の75.5億円→40.5億円(前年同期は35.7億円)に46.4％減額し、増益率が2.1倍→13.4％増に縮小する計算になる。

　同時に、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の22.5億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.8％→3.3％に改善した。