さくらがＳ高カイ気配、１対４株の株式分割と株主優待制度の新設を好感

　さくらインターネット<3778.T>がストップ高水準でカイ気配となっている。２７日の取引終了後、８月３１日を基準日として１対４株の株式分割を実施すると発表しており、これを好感した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家層の拡大と市場流動性の向上を目的としているという。効力発生日は９月１日。
　また、９月３０日時点の株主から、株主優待制度を導入するとあわせて発表したことも好材料視されているようだ。毎年９月末および３月末時点の１単元（１００株）以上保有の株主に対し、一律でクオカード５００円分を贈呈するとしている。
　同時に発表した第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高２９億３１００万円、営業利益２億９１００万円、純利益１億７０００万円となった。前年同期は四半期連結決算を実施していないため比較はない。なお、１６年３月期通期業績予想は、売上高１２０億円、営業利益１０億５０００万円、純利益５億９０００万円の従来予想を据え置いている。

さくらの株価は９時３３分現在１３３０円（△３００円）カイ気配


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）