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*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り優勢の展開も割安な銘柄への物色は継続~
13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:売り優勢の展開も割安な銘柄への物色は継続
■イオン、23/2営業利益 20.3%増 2097億円、24/2予想 4.9%増 2200億円
■前場の注目材料:住友商事、水素でエンジン燃焼補助、米社装置を国内展開
■売り優勢の展開も割安な銘柄への物色は継続
13日の日本株市場は、やや売り優勢の相場展開が見込まれるものの、底堅さが意識されそうだ。12日の米国市場はNYダウが38ドル安だった。予想を下回った3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて買いが先行した。しかし、リッチモンド連銀のバーキン総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が依然、追加引き締めが必要との考えを示すと、相場は下落に転じた。S&P500、ナスダックは下落した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、金融混乱を受けて経済が景気後退入りするとの見方を強めたことが明らかになったことも重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の27945円。円相場は1ドル133円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行する格好となろう。日経225先物はナイトセッションで一時28240円まで買われる場面が見られたが、その後は米国市場の流れを受けて27900円と安値で終えた。米国市場はFOMC議事要旨で売られる格好となったものの、VIX指数は20を下回っての推移を見せていることもあり、リスク回避の流れにはならないだろう。
また、昨日はウォーレン・バフェット氏の発言が引き続き材料視され、商社株や割安な銘柄への物色が見られていた。積極的な上値追いの流れは考えづらいものの、押し目買い意欲は強そうであり、売り一巡後の底堅さが意識されそうだ。米国ではハイテク株が弱い値動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は手掛けづらくさせそうだ。そのため、ややディフェンシブ系の銘柄に資金がシフトしやすいだろう。
日経平均は昨日の上昇でボリンジャーバンドの+1σを捉えてきた。いったんは跳ね返されやすい水準でもあるため、調整は想定内でもある。米CPIの鈍化によって次回の米FOMCで0.25%の追加利上げがピークとみられるなか、ショートはしかけづらいところ。週末には米大手銀の決算発表を控えていることから方向感をつかみづらくするものの、割安な銘柄への物色が期待される。また、決算発表を手掛かりとした個別物色も強まりやすく、昨夕発表した企業では、TSI HD<3608>、文教堂HD<9978>、イオンファン<4343>、NPC<6255>、CVSベイ<2687>、ABCマート<2670>、ハイデ日高<7611>、コメダHD<3543>、出前館<2484>、FFRI<3692>などの動向が注目されそうだ。
■イオン、23/2営業利益 20.3%増 2097億円、24/2予想 4.9%増 2200億円
イオン<8267>が発表した2023年2月期業績は、営業収益が前期比4.6%増の9兆1168.23
億円、営業利益は同20.3%増の2097.83億円だった。新型コロナウイルス禍からの経済
再開で客足が回復し、ショッピングモールや総合スーパー(GMS)事業の損益が改善。
24年2月期業績は、営業収益が前期比3.1%増の9兆4000億円、営業利益は同4.9%増の2
200億円を計画。コンセンサス(2400億円程度)には届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28082.70、+159.33)
・VIX指数は低下(19.09、-0.01)
・米原油先物は上昇(83.26、+1.73)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・住友商事<8053>水素でエンジン燃焼補助、米社装置を国内展開
・東レ<3402>レアアース使わない高耐久性ジルコニアボールの量産技術
・オムロン<6645>グループのヘルスケア、松阪事業所の生産エリアを1棟集約、30年めど
・デンカ<4061>がん治療用ウイルス「G47デルタ」増産 120億円投資
・シチズン<7762>グループのマシナリー、新工場で来月から主軸生産
・アルプスアルパイン<6770>宮城にR&D新棟竣工、革新的製品を開発・発信
・ニチコン<6996>京都・亀岡に新生産棟、EV急速充電器とV2Hの能力倍増
・IIJ<3774>国内農業用IoTシステム拡販、今年度20件狙う
・東洋インキSCHD<4634>インドで粘着・接着剤生産増強検討、24―25年に投資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月マネーストックM3(2月:前年比+2.2%)
<海外>
・10:30 豪・3月失業率(予想:3.6%、2月:3.5%)
・10:30 豪・3月雇用者数増減(予想:+2.00万人、2月:+6.46万人)
・時間未定 中・3月輸出(前年比予想:-7.1%、2月:-1.3%)
・時間未定 中・3月輸入(前年比予想:-6.5%、2月:+4.2%) <FA>
■株式見通し:売り優勢の展開も割安な銘柄への物色は継続
■イオン、23/2営業利益 20.3%増 2097億円、24/2予想 4.9%増 2200億円
■前場の注目材料:住友商事、水素でエンジン燃焼補助、米社装置を国内展開
■売り優勢の展開も割安な銘柄への物色は継続
13日の日本株市場は、やや売り優勢の相場展開が見込まれるものの、底堅さが意識されそうだ。12日の米国市場はNYダウが38ドル安だった。予想を下回った3月の米消費者物価指数(CPI)を受けて買いが先行した。しかし、リッチモンド連銀のバーキン総裁やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁が依然、追加引き締めが必要との考えを示すと、相場は下落に転じた。S&P500、ナスダックは下落した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した3月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、金融混乱を受けて経済が景気後退入りするとの見方を強めたことが明らかになったことも重荷となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の27945円。円相場は1ドル133円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行する格好となろう。日経225先物はナイトセッションで一時28240円まで買われる場面が見られたが、その後は米国市場の流れを受けて27900円と安値で終えた。米国市場はFOMC議事要旨で売られる格好となったものの、VIX指数は20を下回っての推移を見せていることもあり、リスク回避の流れにはならないだろう。
また、昨日はウォーレン・バフェット氏の発言が引き続き材料視され、商社株や割安な銘柄への物色が見られていた。積極的な上値追いの流れは考えづらいものの、押し目買い意欲は強そうであり、売り一巡後の底堅さが意識されそうだ。米国ではハイテク株が弱い値動きだったこともあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は手掛けづらくさせそうだ。そのため、ややディフェンシブ系の銘柄に資金がシフトしやすいだろう。
日経平均は昨日の上昇でボリンジャーバンドの+1σを捉えてきた。いったんは跳ね返されやすい水準でもあるため、調整は想定内でもある。米CPIの鈍化によって次回の米FOMCで0.25%の追加利上げがピークとみられるなか、ショートはしかけづらいところ。週末には米大手銀の決算発表を控えていることから方向感をつかみづらくするものの、割安な銘柄への物色が期待される。また、決算発表を手掛かりとした個別物色も強まりやすく、昨夕発表した企業では、TSI HD<3608>、文教堂HD<9978>、イオンファン<4343>、NPC<6255>、CVSベイ<2687>、ABCマート<2670>、ハイデ日高<7611>、コメダHD<3543>、出前館<2484>、FFRI<3692>などの動向が注目されそうだ。
■イオン、23/2営業利益 20.3%増 2097億円、24/2予想 4.9%増 2200億円
イオン<8267>が発表した2023年2月期業績は、営業収益が前期比4.6%増の9兆1168.23
億円、営業利益は同20.3%増の2097.83億円だった。新型コロナウイルス禍からの経済
再開で客足が回復し、ショッピングモールや総合スーパー(GMS)事業の損益が改善。
24年2月期業績は、営業収益が前期比3.1%増の9兆4000億円、営業利益は同4.9%増の2
200億円を計画。コンセンサス(2400億円程度)には届かず。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(28082.70、+159.33)
・VIX指数は低下(19.09、-0.01)
・米原油先物は上昇(83.26、+1.73)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・コロナ後の人流再開
・住友商事<8053>水素でエンジン燃焼補助、米社装置を国内展開
・東レ<3402>レアアース使わない高耐久性ジルコニアボールの量産技術
・オムロン<6645>グループのヘルスケア、松阪事業所の生産エリアを1棟集約、30年めど
・デンカ<4061>がん治療用ウイルス「G47デルタ」増産 120億円投資
・シチズン<7762>グループのマシナリー、新工場で来月から主軸生産
・アルプスアルパイン<6770>宮城にR&D新棟竣工、革新的製品を開発・発信
・ニチコン<6996>京都・亀岡に新生産棟、EV急速充電器とV2Hの能力倍増
・IIJ<3774>国内農業用IoTシステム拡販、今年度20件狙う
・東洋インキSCHD<4634>インドで粘着・接着剤生産増強検討、24―25年に投資
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月マネーストックM3(2月:前年比+2.2%)
<海外>
・10:30 豪・3月失業率(予想:3.6%、2月:3.5%)
・10:30 豪・3月雇用者数増減(予想:+2.00万人、2月:+6.46万人)
・時間未定 中・3月輸出(前年比予想:-7.1%、2月:-1.3%)
・時間未定 中・3月輸入(前年比予想:-6.5%、2月:+4.2%) <FA>
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